このイベントは、北海道の大自然に囲まれた盤渓エリアで開催され、眼前に広がる花火の迫力と山あいに反響する音の臨場感が圧倒的。
自然と一体化するようなダイナミックな演出が多くの観客を魅了しており、毎年多くのリピーターや観光客が訪れる、札幌の夏を代表する恒例行事のひとつです。
花火が山々にこだまし、湖面や地面に反射する光のグラデーションは、都市部の大会では味わえない没入感を与えてくれます。
カップルやファミリー、友人同士の思い出づくりにも最適なロケーションで、非日常をたっぷりと楽しめるのも大きな魅力。
この記事では、前売り必須のチケット情報、アクセスのコツ、混雑を避けるための時間帯別の工夫、無料で楽しめる高台からの観覧ポイント、さらには地元グルメを味わえる屋台エリアまで、初めて訪れる方でも迷わず楽しめるよう、丁寧かつ詳細にガイドしていきます。

ばんけいの花火大会は、有料観覧席のチケットが必要よね?

チケットがないと会場に入ることができないので、注意が必要だよ。
会場に入るには前売りチケットが必須

この花火大会は事前購入が必須の有料イベントです。
札幌市内の数ある花火大会の中でも、事前にチケットを購入しなければ入場すらできないという完全予約制の運営体制がとられており、その厳格なルールによって、快適で安全な観覧環境が実現されています。
会場であるさっぽろばんけいスキー場は、山間にあるために人の流れや収容人数に限りがあることから、前売チケットを持っている方のみ入場できるシステムが採用されています。
これは、訪れるすべての人がゆとりを持って花火を楽しむための配慮であり、トラブルや混乱を防止する目的でもあります。
また、当日販売は一切行われませんので、計画的な行動が求められます。
特に毎年好評のため、人気の高い席種は発売と同時に売り切れることも多く、チケットを確保するには早めの行動が鍵となります。
事前に希望の観覧スタイルやアクセス方法を検討しておくことで、より充実した時間を過ごせるでしょう。
ばんけい夏まつり花火大会有料チケットの種類と料金
家族でゆったりと楽しみたい方、特別な記念日を演出したいカップル、大迫力の音と光を体感したい花火ファン。
それぞれのスタイルに合ったチケットプランが用意されており、自分に合った楽しみ方を見つけることができるのも、このイベントの魅力のひとつです。
自分の予定や予算に合ったチケットを選ぶことで、より快適にイベントを楽しめます。
駐車券付き大人チケット
駐車券付き大人チケット
専用駐車場を利用できる通常観覧チケット
6,500円
大人チケット(駐車券なし)
駐車場利用なし。徒歩・バスなどでの来場を想定
5,000円
中学生以下
小学生以下も含む、子ども向けの価格設定
3,200円
スペシャルチケット
会場最寄りの特別駐車スペース+特別観覧席+軽食付きのプレミアム席
33,000円
ゴールドチケット
会場内センターロッジ前に駐車可能。専用観覧スペース付き
25,000円
いずれのチケットにも、ばんけいバスの無料乗車特典が付帯しており、地下鉄駅からの移動が楽に行えます。
バスを利用することで、渋滞の心配もなく、スムーズなアクセスが可能です。
ばんけい夏まつり花火大会チケット購入方法(6月15日~販売開始)
この花火大会は毎年人気を集めており、販売初日に完売となるチケットも珍しくありません。
とくに「ゴールドチケット」や「スペシャルチケット」など、特別感のある席種は数に限りがあるため、購入はお早めに行動するのが鉄則です。
事前に希望する席の種類を決めておくと、スムーズに購入手続きが進められます。
チケットは以下の各プレイガイドおよび販売施設で取り扱われており、購入方法や受け取り方法に違いがある場合もあるので注意しましょう。
・道新プレイガイド
北海道新聞社が運営する販売所。直接窓口での購入が可能。
・セブンチケット【コード:106-513】
全国のセブン-イレブン店舗のマルチコピー機を使って発券できます。
・ローソンチケット【コード:11122】
ローソン・ミニストップのLoppi端末で簡単に購入可能。
・チケットぴあ【コード:653-743】
Webサイトやコンビニ端末からの購入が可能。会員登録を事前に済ませておくとスムーズです。
・セコマチケット【コード:D24080303】
北海道内のセイコーマート店舗で購入可能。
・ばんけいスキー場3階管理事務所(10:00~17:00)
現地で直接購入できる唯一の会場販売所。観光ついでに立ち寄って購入することもできます。
なお、どの販売所でも取り扱い枚数には限りがあるため、希望するチケットタイプがある方は特に早めの行動が求められます。
例年早期完売となるため、できるだけ販売開始日に購入を済ませておくと安心です。

ばんけいの花火大会のチケットが手に入らなかったけど、穴場スポットは無いのかしら?

そんなことはないよ。ゆったりと花火鑑賞ができる穴場スポットを紹介するね。
ばんけい夏まつり花火大会穴場スポット4選

有料エリアに入れなくても、高台や広場から美しい花火を楽しめる場所が多数存在します。
これらのスポットは、地元住民に愛されているだけでなく、混雑を避けたい観光客にもおすすめのビューポイントです。
少し離れた場所からでも、ばんけいの花火はしっかりと見えるため、ゆっくりと落ち着いて観賞したい方にはぴったりです。
それぞれのスポットは個性があり、景観の良さや雰囲気、駐車場の有無など、利用目的によって選び分けることができます。
また、会場周辺よりも比較的静かな環境で楽しめる点も魅力。
ぜひ事前に下見して、自分に合った場所を見つけてみましょう。
1、幌見峠展望駐車場
夜景の名所として知られ、昼間はドライブ客でにぎわうエリア。
夜になると静けさが増し、遠く街の灯りと共に花火の音が山々に反響し、幻想的な雰囲気に包まれます。
恋人同士のデートスポットとしても知られており、静かな空間で特別なひとときを過ごしたい方におすすめです。
高台からの視界は非常に広く、街の全景を一望できるほか、遠く離れた会場方向の空も障害物なく見渡せるため、花火全体をバランスよく観賞可能です。
とくに風の少ない夜には音の響きもクリアに聞こえ、臨場感を味わえます。
人気スポットのため、打ち上げ1時間前には満車になることが多く、早めの到着が推奨されます。
・駐車場:約20台(先着順)
・料金:昼500円/夜800円(料金は現地での支払い)
・営業時間:24時間営業、ただし混雑時は入場制限の可能性あり
2、旭山記念公園
札幌市街を一望できる絶景ポイントで、夜になると街の灯りとともに花火が美しく映える人気スポットです。
標高137.5mの展望台から見渡す景色は圧巻で、特に日没から夜にかけてのロケーションは、カップルや家族連れにおすすめ。
園内には自然散策路や芝生広場もあり、昼間からのんびり過ごしながら花火の時間を待つこともできます。
小さなお子様連れでも安心して楽しめる環境が整っています。
・駐車場:119台(無料・混雑時は満車の可能性あり)
・営業時間:6:00~22:00(夜間は冷え込む場合があるため、防寒具の持参を推奨)
3、大倉山ジャンプ競技場
標高300mから望む札幌の夜景と花火の競演はまさに圧巻。
ジャンプ台の上からは、札幌市街地とともに花火の広がりが一望でき、他では体験できないダイナミックな観賞体験が味わえます。
日中は大倉山ウィンタースポーツミュージアムの見学や展望ラウンジの利用も可能で、花火だけでなく一日中楽しめるスポットです。
カップルのデートや観光ついでの立ち寄りにも最適。
夜はライトアップされたジャンプ台とともに、花火が空に咲く瞬間が感動的な光景となり、撮影スポットとしても人気です。
リフト往復大人1,000円、小人500円で展望台までアクセス可能で、リフトから眺める景色も見どころのひとつです
・駐車場:144台(無料・混雑時は満車の可能性あり)
・リフト料金:大人1,000円/小人500円(往復料金)
・リフト営業時間:8:30~21:00(花火終了時刻によっては下りリフトの混雑に注意)
4. 五天山公園
自然豊かな環境が魅力の五天山公園は、広々とした芝生エリアやBBQ広場が整備されており、ファミリーやグループでの花火観賞にぴったりのロケーションです。
園内では木陰でのんびりくつろいだり、ピクニック気分で軽食を楽しみながら打ち上げを待つことができ、リラックスした雰囲気で過ごせます。
公園の一部エリアからは高台越しに花火が見えるため、混雑を避けつつ快適な観覧が可能。
子ども連れでも安心して楽しめるのがポイントです。
駐車場は、544台(無料)と札幌市内屈指の収容力があり、日中からの利用にも便利。
ただし閉門時間があるため、夜間の出庫はできません。
利用時間は、7:00~19:00(夜間出庫不可)なので、観覧後の移動手段には注意が必要です。
・駐車場:544台(無料、混雑時は満車の可能性あり)
・営業時間:24時間開放(駐車場利用は7:00~19:00。早朝や夜間の入出庫は不可)
ばんけい夏まつり花火大会開催日程(2025年)
・開催日:2025年8月2日(土)
・会場開場:13:00~(早めの来場で屋台や展示を満喫)
・花火打ち上げ時間:19:45~20:30(約45分間)
・打ち上げ数:約7,500発(山間部ならではの反響と臨場感が魅力)
・会場:さっぽろばんけいスキー場(札幌市中央区盤渓)
ばんけい夏まつり花火大会は、2025年も真夏の風物詩として、札幌市中央区盤渓にある、さっぽろばんけいスキー場を舞台に開催されます。
今年の開催日は、2025年8月2日(土)に決定しており、例年多くの来場者が訪れる人気の花火大会です。
花火の打ち上げ時間は19:45~20:30の45分間にわたって予定されており、約7,500発もの華やかな花火が夏の夜空を彩ります。
音楽にシンクロした演出や、複数の打ち上げポイントを使ったダイナミックな構成が魅力です。
ばんけい夏まつり花火大会アクセス情報
・公共交通機関利用
ばんけい夏まつり花火大会の会場までは、公共交通機関の利用が断然おすすめです。
会場周辺の道路は混雑が予想され、また駐車場の利用には事前の駐車券が必要となるため、アクセスの手軽さと確実性を考慮すると、地下鉄と直通バスの組み合わせが最もスムーズです。
地下鉄駅から出発する直通バスは本数も多く、花火大会当日は臨時便も運行されることがあるため、事前に最新の時刻表をチェックしておくと安心です。
バスを降りた「ばんけい苑」から会場までは徒歩数分と近く、迷うこともありません。
・地下鉄東西線「円山公園駅」からバスで約13分「ばんけい苑」下車(乗車本数も多く便利)
・地下鉄東西線「発寒南駅」からバスで約20分「ばんけい苑」下車(やや遠方ながら混雑回避に有利)
・地下鉄南北線「真駒内駅」からバスで約21分「ばんけい苑」下車(南側からアクセスしたい方におすすめ)
いずれの駅にもコインロッカーやコンビニが併設されており、手荷物の整理や買い出しにも便利です。
夏の混雑シーズンでも、公共交通を使えばストレスなく現地に到着できるのが大きなメリットです。
・車利用
JR札幌駅から会場の「さっぽろばんけいスキー場」までは、おおよそ車で約20分程度の距離となっており、市街地からも比較的アクセスしやすい立地です。
ただし、イベント当日は道路の混雑や交通規制が予想されるため、実際の所要時間は余裕を持って計画することが重要です。
また、会場周辺には一般向けの駐車場はなく、入場・駐車には必ず「駐車券付きチケット」の事前購入が必要です。
これは混雑防止と安全確保のために設けられたルールで、当日現地での駐車券販売は行われていません。
駐車券を持っていない場合は、近隣の一般駐車場を利用し、シャトルバスやタクシーなどを活用するのも一つの手段です。
ただしそれでも混雑は避けにくいため、時間には十分な余裕を持って移動を計画することをおすすめします。
・JR札幌駅から車で約20分(交通状況により変動あり)
・円山公園駅から約10分(スムーズに進めば短時間で到着可能)
ばんけい夏まつり花火大会屋台・グルメ情報

会場内の広場には、多彩な屋台がずらりと並びます。
お祭り定番の焼きそば・唐揚げ・じゃがバターに加え、北海道ならではの新鮮なホタテ焼き、イカ焼き、とうきび(焼きトウモロコシ)など、地元の食文化を味わえるメニューが揃います。
地元食材をふんだんに使った創作グルメや限定メニューも登場し、グルメ好きにはたまらないラインナップです。
また、ソフトクリームや地ビール、ミルクスイーツも人気で、特に北海道産ミルクを使ったスイーツは観光客からも好評。
ひんやりスイーツで夏の暑さを和らげながら、食べ歩きスタイルで屋台めぐりを楽しむのもおすすめです。
会場には屋外テーブルやレジャーシートを広げられる芝生エリアもあり、ピクニック感覚でのんびりとグルメを味わうことができます。
夕暮れ時の雰囲気を感じながら家族や友人と食事を楽しみ、花火の始まりを待つひとときも、このイベントの醍醐味のひとつです。
ばんけい夏まつり花火大会混雑状況と回避のヒント
早めの到着が鉄則(15時台に現地入りが理想)です。
会場周辺は夕方から混雑が激しくなるため、交通機関やシャトルバスもピークを迎えます。
早い時間に到着することで、良い観覧スポットの確保もでき、屋台やイベントをゆったり楽しむことができます。
花火終了前に少し早く退場することで、帰路の混雑を大幅に回避できます。
特に駐車場を利用している場合や小さな子ども連れの場合は、花火のラスト直前に移動を始めるとスムーズです。
トイレや食事は混雑ピーク前(16~17時)に済ませると安心です。
花火直前はトイレの行列ができやすく、食べ物の購入にも時間がかかることがあるため、余裕を持って行動するのがおすすめです。
会場内は山あいで道が暗くなるため、帰り道の安全対策として懐中電灯やスマホライトの準備も忘れずに。
足元を照らせるアイテムは、転倒防止に役立ちます。
暑さ・寒さ両方に備えた服装が大切です。
日中は日差しが強く、夜は山風で急に冷え込むこともあるので、薄手の羽織やブランケットを用意しましょう。
ばんけい夏まつり花火大会を快適に楽しむ持ち物リスト
花火大会を快適かつ安全に楽しむためには、事前の準備が重要です。
以下のアイテムを参考に、必要に応じてご自身のスタイルに合わせて調整してください。
・レジャーシートや折りたたみ椅子
長時間の観覧に備えて、快適に座れるアイテムを持参しましょう。芝生や斜面でも安定して使えるものがおすすめです。
・虫除けスプレー
山あいの会場では蚊やブヨなどの虫対策が必須です。また、日中から参加する方は紫外線対策もしっかりと。
・防寒用の上着やジャケット
夕方以降は気温が下がるため、冷え対策として羽織ものや膝掛けがあると安心です。
・カメラ・双眼鏡
写真撮影が趣味の方や遠くから花火を楽しむ予定の方には、望遠レンズや双眼鏡も役立ちます。
・軽食・飲み物・ゴミ袋
屋台が混雑する時間帯を避けたい場合は、おにぎりやおやつ、飲み物を持参すると便利です。ゴミは必ず持ち帰りましょう。
・タオル・ウェットティッシュ
手拭きや食事前後の衛生対策に役立ちます。お子様連れや屋台利用時にも重宝します。
・スマホ用モバイルバッテリー
写真撮影や連絡手段としてスマホを使う時間が長いため、予備の電源があると安心です。
・懐中電灯
花火終了後は照明が少なく足元が見えづらくなるため、手持ちライトがあると安全。スマホライトでも代用できます。
まとめ
ばんけい夏まつり花火大会は、毎年多くの人々に愛されている札幌の夏の風物詩であり、豊かな自然とダイナミックな花火の競演を楽しめる特別なイベントです。
・開催日:2025年8月2日(土)
・会場開場:13:00~(早めの来場で屋台や展示を満喫)
・花火打ち上げ時間:19:45~20:30(約45分間)
・打ち上げ数:約7,500発(山間部ならではの反響と臨場感が魅力)
・会場:さっぽろばんけいスキー場(札幌市中央区盤渓)
自然豊かな盤渓の山あいに響く花火の音。
ばんけい夏まつり花火大会は、都会の喧騒を離れて心から楽しめる特別な時間を提供してくれます。
澄んだ空気と緑に囲まれた会場で、昼間からイベントやグルメを楽しみ、日が暮れるとともに始まる花火の演出。
遠くからでも訪れる価値があると言われるほどの美しさと迫力が、訪れる人の心に残る感動を与えてくれます。
チケットの確保、アクセス手段の選定、観覧場所の下見など少しの工夫で、思い出に残る花火体験を叶えることができます。
準備万端で向かえば、暑さや混雑のストレスを最小限に抑え、ゆったりと花火を楽しめるはずです。
この夏、家族や大切な人と一緒に、札幌の夜空に広がる美しい花火を体感してみてはいかがでしょうか。
特別な一夜を演出するこのイベントで、夏の最高の思い出を作りましょう。