春の足音が聞こえ始めると、日本一の湧出量を誇る温泉の街・大分県別府市は、いっそう華やかな色彩に包まれます。
立ち上る白い湯けむりの向こう側に、淡いピンク色の桜が揺れる。
そんな、別府でしか出会えない幻想的なコントラストをご存知でしょうか。
2026年の春、別府の街は例年よりも少し早く、桜の季節を迎えようとしています。
名所での賑やかなお花見はもちろん、湯上がりに夜桜を眺める贅沢や、湖畔に映る逆さ桜に息を呑むひとときなど、この街には多種多様な春の楽しみ方が溢れています。
本記事では、初めて別府を訪れる方はもちろん、何度も足を運んでいるリピーターの方にもおすすめしたい「2026年版・別府のお花見ガイド」をお届けします。
アクセス情報から混雑回避のコツ、そして温泉地ならではのグルメ情報まで。
心までポカポカに温まる、特別な春の旅へ出かけてみませんか?
別府市の花見スポットの魅力
温泉地・別府ならではの花見文化
別府市といえば、日本有数の温泉地。
湯けむりが立ち上る街並みと桜のコントラストは、他では見られない春の風景です。
鉄輪温泉や明礬温泉では、桜の下で足湯を楽しむこともできます。
温泉とお花見を同時に体験できるのは、別府ならではの贅沢ですね。
地元では、花見の後に温泉に浸かってリラックスする「花見湯(はなみゆ)」という習慣もあるほど。
春の湯けむりに包まれながら、桜を眺める時間は格別です。
桜の見頃と気候の特徴
別府市の桜の見頃は、例年3月下旬〜4月上旬。
2026年の気象庁予測では、平年並みからやや早めの開花が予想されています。
気温は日中15〜20℃前後と過ごしやすいですが、朝晩は冷えるため羽織ものを持っていくのがおすすめです。
人気の花見名所スポット5選

別府公園:駅近で楽しむ王道お花見
別府公園は、別府駅から徒歩約10分とアクセス抜群の花見名所。
約700本のソメイヨシノが咲き誇り、広大な芝生エリアでピクニックを楽しむ人で賑わいます。
・開花時期:3月下旬〜4月上旬
・屋台・トイレ:あり
・夜桜ライトアップ:あり(例年18:00〜21:00)
・アクセス
JR別府駅から徒歩約10分
昼は家族連れ、夜はライトアップを目当てにカップルにも人気。
春の風に包まれながらお弁当を広げるのも最高です。
志高湖:湖畔を彩る桜と自然の調和
志高湖は標高600mの自然豊かな湖で、約2000本の桜が湖面に映り込む絶景スポット。
湖の周りを一周できる散策コースもあり、のんびり歩きながら花見を楽しめます。
春風に揺れる桜と、湖に反射するピンクの花びらはまるで絵画のよう。ボートに乗って「水上からの花見」もおすすめです。
・アクセス
別府駅から亀の井バス「志高湖行き」で約30分
別府市街から車で約25分、駐車場200台(有料)
別府ラクテンチ:遊園地で楽しむ桜の絶景
別府ラクテンチは、子どもから大人まで楽しめる遊園地。
園内の高台からは、別府湾と桜が一度に見渡せる絶景が広がります。
特にロープウェイから見下ろす桜並木は圧巻。
桜のトンネルをくぐるような体験ができます。
・桜の見頃:3月下旬〜4月上旬
・入園料:中学生以上1,300円
遊園地と花見という組み合わせは珍しく、写真映えも抜群です。
・アクセス
別府駅からバスで約15分、「ラクテンチ前」下車
観光客には「大分交通の一日乗車券」がおすすめ。
主要な観光地や温泉街を効率よく回れます。
南立石公園:静かな公園でゆったり花見
市街地から少し離れた南立石公園は、約700本の桜が咲く静かな公園。
地元の人たちが集う落ち着いた雰囲気で、混雑を避けたい方にぴったりです。
芝生広場ではシートを広げてのんびり過ごせます。
展望台からは別府湾を一望でき、夕暮れ時の桜と海のコントラストも絶品です。
・アクセス
別府ICから約10分、無料駐車場あり
別府ロープウェイ:山頂からの桜と絶景

別府ロープウェイは、標高1,300mの鶴見岳山頂へ向かう人気観光施設。
春は山麓から山頂まで、標高差で咲く時期がずれるため、長期間桜を楽しめるのが魅力です。
ロープウェイから見下ろす桜のじゅうたんと、別府市街の景色は圧巻。
山頂には梅やツツジも咲き、春の花リレーが楽しめます。
・アクセス
別府ICから車で約15分、駐車場200台以上
穴場の花見スポット紹介
境川沿いの桜並木:地元に愛される散歩道
別府駅から徒歩圏内の境川沿いには、約1kmにわたって桜が続く散歩道があります。
地元の人たちが通勤や通学の途中に花を楽しむ“日常の桜並木”として愛されています。
夜には街灯がほんのり桜を照らし、ロマンチックな雰囲気に。
観光客も少なく、静かに花を楽しみたい方におすすめです。
両郡橋広場:海と桜を望む隠れた絶景
両郡橋付近にある広場は、地元民にもあまり知られていない穴場。
海沿いの風が心地よく、桜越しに別府湾を一望できますし、晴れた日には遠く高崎山や大分市街まで見渡せることも。
ベンチに腰掛けてお弁当を広げれば、まるで絵はがきのような春のひとときが過ごせます。
鳥飼南公園:家族で楽しめるローカル花見
住宅街の中にある鳥飼南公園は、地元ファミリーに人気のスポット。
遊具が充実しており、小さな子ども連れでも安心です。
桜の木の下でシートを広げて、お弁当を楽しむ家族の姿も多く見られます。
地元感あふれる穏やかな空間で、別府の日常を感じることができます。
花見と一緒に楽しむ別府観光
温泉と花見を同時に満喫できるスポット
花見の後は、別府の温泉でリラックス。
特におすすめは、竹瓦温泉と海地獄。
竹瓦温泉はレトロな雰囲気が魅力で、桜の季節は中庭の花も見事です。
一方、海地獄ではコバルトブルーの湯と春の花々のコントラストが楽しめます。
カフェ・グルメと組み合わせた春の旅プラン
花見のあとは別府グルメも忘れずに。
おすすめは以下の3店です。
・甘味茶屋:桜餅や抹茶パフェなど春限定スイーツ
・ゆふいん麦酒館:地ビールと桜を楽しむ大人の休憩
・海鮮いづつ:別府湾の新鮮な魚介ランチ
温泉・桜・グルメを一度に味わえる春の別府旅は、まさに“癒しの三拍子”です。
花見旅行を快適に楽しむポイント
混雑を避ける時間帯と日程のコツ
別府市の人気花見スポットは、週末の昼に特に混雑します。
おすすめは平日の午前中か、夕方17時以降のライトアップ時間。
また、開花から1週間以内がもっとも見頃で写真映えも最高です。
カメラ好きなら、朝7〜8時の柔らかい光の時間帯がおすすめ。
湯けむりと桜が黄金色に輝く瞬間は圧巻です。
天候・防寒対策と持ち物チェックリスト
春の別府は天候が変わりやすく、山沿いでは肌寒い日もあります。
快適に花見を楽しむために、以下の持ち物をチェックしましょう。
・持ち物リスト
・羽織れる上着
・レジャーシート
・ウェットティッシュ
・携帯ゴミ袋
・折りたたみ傘 or レインコート
また、花粉対策もお忘れなく。
マスクや目薬を持参すると快適に過ごせます。
まとめ
別府の桜は、ただ美しいだけではありません。
温泉の温もり、潮風の香り、そして街の人々の穏やかな日常と溶け合って、訪れる人の心を優しく解きほぐしてくれます。
王道の「別府公園」で家族と笑い合い、「志高湖」や「鶴見岳」で大自然の息吹を感じ、時には「境川」の桜並木をひとり静かに歩く。
どのスポットを選んでも、そこには2026年の春にしか出会えない一期一会の景色が待っているはずです。
お花見の後は、ぜひ名湯に身を委ねて「花見湯」を楽しんでください。
桜を愛で、温泉で癒やされ、美味しい地元の幸を味わう。
そんな五感で楽しむ別府の春は、きっとあなたにとって忘れられない旅の1ページになるでしょう。
さあ、カメラと少しの防寒着を持って。湯けむり舞う春の別府へ、最高の癒やしを探しに行きませんか?
