新しい年の始まりに、心を清め、願いを込める「初詣」。
北海道札幌市豊平区に鎮座する「札幌豊平神社」は、地元の人々から長く親しまれてきた人気の初詣スポットです。
この記事では、2026年の豊平神社初詣に関する基本情報から、混雑を避けるための時間帯・アクセス方法、さらには境内の見どころやどんど焼き神事まで、徹底的に詳しくご紹介します。
この記事を読めば、冬の札幌での初詣計画がスムーズに立てられるはずです。
札幌豊平神社初詣2026の基本情報
札幌豊平神社とは?その歴史と背景
札幌豊平神社は、北海道札幌市豊平区豊平四条十三丁目1-18に鎮座しています。
その創建は明治初期、開拓民たちがこの地の発展と安全、そして五穀豊穣を祈願して創建したのが始まりです。
当時の札幌はまだ原野に近く、人々の生活基盤も不安定な時代。
その中で「地域の守り神」として祀られたのが豊平神社でした。
以来、地域の繁栄とともに歩み続け、今では地元住民にとって、年の初めに必ず訪れたい神社として広く愛されています。
主祭神とご利益
札幌豊平神社には以下の三柱の神様が祀られています。
上毛野田道命(かみつけのたみちのみこと)
開拓の神・交通安全の守護神・産業振興の神として知られ、挑戦や新しいことを始める人に力を与えてくれます。
大山祇命(おおやまつみのみこと)
山の神々の総元締めであり、自然と調和する力を司る神。金運上昇や仕事運にもご利益があるとされています。
倉稲魂命(うがのみたまのみこと)
「お稲荷さま」としても知られ、衣食住の神・商売繁盛の神・五穀豊穣の神です。
この三柱が揃って祀られていることから、豊平神社は、開運・金運・商売繁盛・良縁成就・家内安全など、幅広いご利益を授かれる神社として知られています。
冬の札幌豊平神社 「雪と光の初詣」
札幌の冬は一面の銀世界。
豊平神社の境内も例外ではありません。
木々や社殿の屋根には雪が積もり、静寂の中で雪明かりがほのかに照らす光景はまさに幻想的。
夜になると灯籠や提灯の光が雪に反射し、白と橙の柔らかなコントラストを描き出します。
この美しさから「雪と光の初詣」と呼ばれ、毎年多くの参拝者が写真を撮りに訪れます。
2026年(令和8年)の初詣の意義
2026年は「丙午(ひのえうま)」の年。
干支の中でも“火の気”が最も強い年であり、「情熱・行動・変化・挑戦」を象徴します。
丙午の年は、新しいことにチャレンジする・人生の転機を迎える・強い意志で前進するそんな年に最適です。
初詣では「新しい一歩を踏み出す決意」を胸に参拝するのが良いでしょう。
宮司の役割と初祈祷の意味
札幌豊平神社の宮司は、神様と地域の人々をつなぐ存在。
初詣の期間中は、家内安全・商売繁盛・厄除け・交通安全など、さまざまな祈祷を執り行います。
特に「正式参拝」では、神職が祝詞を奏上し、参拝者一人ひとりの願いが神様に届くよう祈願します。
会社や団体の新年祈願も多く、地元企業の信仰を支えています。
混雑を避ける時間帯とアクセス方法
混雑を避けるためのおすすめ時間帯
札幌豊平神社は札幌市内でもアクセスが良く人気が高いため、例年大晦日から元旦にかけて非常に混雑します。
特に混む時間帯
・大晦日23時〜元旦3時:カウントダウン直後のピーク。参拝列が境内外まで続きます。
・元旦10時〜15時:家族連れが多く、駐車場も満車になりやすい。
比較的空いているおすすめ時間帯
・元旦の早朝(6時〜8時):清らかな朝の空気の中で静かに参拝できる。
・1月2日・3日の夕方(17時〜20時):雪明かりが美しい時間帯。
・1月4日以降の平日:お守りや御朱印も並ばずに受け取れる。
少し時間をずらすだけで、ゆったりとした心で新年の祈りを捧げられます。
札幌豊平神社アクセス方法
・所在地:札幌市豊平区豊平四条13丁目1-18
・電話番号:011-811-1049
公共交通機関
・地下鉄東豊線「豊平公園駅」から徒歩約8分
・中央バス「NTT豊平営業所」から徒歩約3分
地下鉄から徒歩圏内のため、雪の日でも安心して訪れられます。
周囲にはコンビニやカフェもあり、参拝前後に立ち寄るのもおすすめです。
車でのアクセス
札幌中心部から国道36号線経由で約15分。
豊平川沿いに走ると「豊平神社」の看板が見え、比較的わかりやすいルートです。
札幌豊平神社駐車場情報と混雑対策
神社には専用駐車場がありますが、初詣期間中は常に満車です。
そのため、周辺のコインパーキングを利用するのが確実です。
おすすめの駐車場
・タイムズ豊平4・12
・リパーク豊平5・12
・豊平公園駅周辺のコインパーキング
料金は1時間あたり200〜400円程度。
三が日は満車になることが多いため、公共交通機関の利用が最もスムーズです。
札幌豊平神社初詣の見どころ
御神木 ハルニレの木
境内の一角にある御神木「ハルニレの木」は、樹齢230〜250年とされる豊平神社の象徴木。
厳しい冬を何度も越えてきたその姿からは、力強さと生命力を感じます。
雪をまとったハルニレの木の前で静かに手を合わせると、不思議と心が落ち着くと評判です。
お守りと返納方法

札幌豊平神社には多彩なお守りが揃っています。
特に人気なのは以下の4つ。
・開運守:新しい年の運気上昇に
・交通安全守:通勤・通学者やドライバーに人気
・学業成就守:受験生におすすめ
・縁結び守:恋愛運・人間関係の改善を願う方に
一年間守ってくれたお守りは「古札納所」に納め、感謝の気持ちを伝えてから新しいお守りを受けましょう。
絵馬と御朱印

・絵馬 初穂料:700円前後
・御朱印:500〜700円
初詣限定の御朱印が登場する年もあり、参拝の記念におすすめです。
手書きの墨文字と朱印が美しく、札幌観光の思い出にもなります。
初詣特別イベント「どんど焼き(お焚き上げ神事)」の魅力
豊平神社では、毎年1月中旬にどんど焼き(お焚き上げ神事)が行われます。
これは、正月飾りや古いお守りを焚き上げて神様に感謝を捧げる行事で、無病息災や家内安全を祈る重要な儀式です。
神事の流れと見どころ
古札納所への奉納
1月10日前後から、古いお守りや破魔矢、正月飾りを納める「古札納所」が設けられます。
浄火の点火と祈願
当日は宮司が祝詞を奏上し、清めの火を灯します。
雪に包まれた境内に立ち上る炎は、まさに「冬の祈りの象徴」。
この火に当たると「厄を祓い福を呼ぶ」とされています。
灰の縁起
燃え残った灰を玄関先にまくと「1年の災い除けになる」と言われています。
注意点と参加のポイント
・燃えない素材(プラスチック・金属)は取り除いて奉納を
・ 防寒具・滑りにくい靴で参加を
・火の粉が舞うため、ナイロン製の服は避けるのが安心
・ 当日は混雑するため、公共交通機関での来場がおすすめです
豊平神社のどんど焼きが特別な理由
豊平神社のどんど焼きは、札幌の雪景色と朱色の炎が織りなす幻想的な冬の神事。
地元住民のほか、写真家や観光客も訪れます。
焚き上げの火を囲みながら「一年ありがとう」「今年も元気に」と言葉を交わす様子は、まさに札幌の冬の風物詩です。
まとめ
2026年の札幌豊平神社初詣は、「雪と光」に包まれた幻想的な雰囲気の中で新年を迎えられる特別な時間。
三柱の神々に開運・金運・商売繁盛・家内安全など幅広いご利益を祈願でき、雪景色の中での参拝はまさに札幌ならではの初詣体験です。
混雑を避けるなら元旦早朝や三が日夕方以降が狙い目。
地下鉄豊平公園駅から徒歩8分とアクセスも良好です。
1月中旬の「どんど焼き神事」では、一年の感謝と無病息災を祈る幻想的な光景が広がります。

