冬の札幌を彩る光の祭典「さっぽろホワイトイルミネーション」。
雪と光が織りなす幻想的な風景は、訪れる人々を温かく包み込みます。
1981年の初開催以来、札幌の冬を象徴するイベントとして進化を続け、今では日本三大イルミネーションの一つに数えられる存在に。
2025年の第45回開催では、より華やかで体験型の演出が多数登場予定です。
本記事では、2025年の開催日程・見どころ・おすすめフォトスポット・アクセス情報・撮影のコツまで、見逃せないポイントを詳しくご紹介します。
この冬、光と雪が織りなす札幌の幻想的な夜を、あなたも体感してみませんか?
2025年のさっぽろホワイトイルミネーション概要
札幌ホワイトイルミネーションとは?
北海道・札幌市の中心部を彩る冬の風物詩、さっぽろホワイトイルミネーション。
1981年に始まり、街を白銀のライトで包み込むイルミネーションイベントとして、冬の札幌を象徴する存在となっています。
街路樹や公園の木々、通り全体が光に包まれ、雪景色とともに幻想的な雰囲気を作り出します。
特に、屋外でのイルミネーションとしては早期に始まった取り組みで、「日本三大イルミネーション」の一つとも言われるほど人気を集めています。
札幌の冬、寒い季節に「光の温もり」を感じながら歩くという特別な時間を体験できるイベントです。
歴史と進化
このイベントは、昭和56年(1981年)12月12日に、当時大通公園の2丁目で1048個の電球を使って始まりました。
その後、会場規模は拡大し、イルミネーションの内容も毎年進化。
LEDの採用、演出の多様化、複数会場での展開、そして訪れる人の撮影ニーズを意識したフォトスポットの充実などが進んできました。
最近では、イベントの一部がバイオディーゼル燃料を使った自家発電で点灯されるなど、環境配慮の側面も加わっています。
こうして、単なる街のイルミネーションから「冬の都市空間を演出する人気イベント」へと成長してきました。
2025年開催日程

2025年版、第45回を迎えるさっぽろホワイトイルミネーションの開催日程は、以下の通りです。
会場により日程が異なりますのでご注意ください。
・大通会場:2025年11月21日(金)〜12月25日(木)
・駅前通会場:2025年11月21日(金)〜2026年2月11日(水・祝)
・南一条通会場:2025年11月21日(金)〜2026年3月14日(土)
・札幌市北3条広場(アカプラ)会場:2025年11月21日(金)〜2026年3月14日(土)
・札幌駅南口駅前広場会場:2025年11月21日(金)〜2026年3月14日(土)
2025年点灯時間
点灯時間は下記の通りです。
・大通会場:16:30~22:00 「12月23日(火)~25日(木)は24:00まで」
・駅前通会場:16:30~22:00 「12月23日(火)~25日(木)は24:00まで」
・南一条通会場:16:30~22:00 「12月21日(日)~25日(木)は24:00まで」
・札幌市北3条広場(アカプラ)会場:16:30~22:00
・札幌駅南口駅前広場会場:16:30~24:00
さっぽろホワイトイルミネーション見どころと魅力
大通公園の美しい演出
メイン会場である大通公園(大通西1丁目〜6丁目)では、区画ごとに異なるテーマのイルミネーションが展開されます。
各丁目を巡りながら、違った世界観を楽しめるのが魅力です。
1丁目で翼のオブジェ「ウィッシュ・バーズ」が登場し、2丁目にはクリスマスムード満載の「Gift of Snow」、3丁目にはライラックをモチーフにした「ウィンター・ブロッサムズ」など、個性ある演出が並びます。
テレビ塔とのコラボレーションや、雪景色を活かした光の反射など、冬ならではの幻想的な演出が広がっています。
特別オブジェの紹介
2025年も、注目のオブジェや演出が登場予定です。
前年度の情報を参考にすると、光のトンネルや透明ドーム、動きに反応するインタラクティブな球体など、体験・体感型の演出が人気でした。
「コズミック・スクエア」(大通5丁目)では、星や宇宙をモチーフにした光の球体やドームが設置され、訪れる人自身が演出に参加するような楽しみ方ができます。
また、駅前広場会場では音と光を組み合わせた演出プログラムが、2019年以降数回にわたり変化しており、2025年も新たな演出が期待されています。
フォトスポットおすすめ
イルミネーションは撮る楽しみも大きな魅力。
おすすめのフォトスポットをいくつかご紹介します。
・大通1丁目:翼をかたどった大きなオブジェの前で、背後にテレビ塔を入れて撮影。
・大通3丁目:ライラックモチーフのイルミネーション。パープル系の光が雪と相まって美しい。
・駅前通・札幌駅南口:都会的な通りに並ぶ樹木イルミと、駅のガラス窓越しの光景もフォトジェニック。
冬の冷気の中で暖色・寒色の光が際立つため、「裸木+イルミネーション」の構図もおすすめ。
雪が舞えばさらにドラマチックな写真になります。
防寒対策をしっかりした上で、三脚やスマホ用のライト補助などを準備しておくと撮影が安心です。
特別イベント日
このイベントでは、例年「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」との連携や、週末夜の特別演出(音と光のショータイム)が行われることがあります。
訪問予定日が土日やクリスマス直前であれば、こうした特別な演出があるか公式サイトでチェックしておくと、より充実した体験ができます。
さっぽろホワイトイルミネーションアクセスと会場情報
札幌駅からのアクセス
最寄りの地下鉄・市電・JRを活用すると便利です。
JRの札幌駅からなら徒歩およそ15分ほどで大通公園までアクセスできます。
地下鉄では南北線・東西線・東豊線の「大通駅」や市電「西4丁目停留所」が最寄です。
交通雪道対策として公共交通機関の利用がおすすめです。
駐車場は各会場近辺にありますが、雪道運転・駐車場混雑・歩行路の滑りなどを考えると、公共交通のほうが安心です。
会場の詳細なエリアガイド
イベントは大通会場だけでなく、札幌市中心部の複数エリアで同時開催されています。
主な会場は以下の通りです。
・大通公園(大通西1丁目〜6丁目)
・駅前通会場(北4条〜南4条、札幌駅前通中央分離帯)
・南一条通会場(南1条通西1丁目〜3丁目)
・札幌市北3条広場(アカプラ)会場(北2条西4丁目・北3条西4丁目)
・札幌駅南口駅前広場会場(北5条西3丁目)
それぞれ雰囲気が少しずつ異なります。
アカプラ会場はレンガ造りのレトロな雰囲気と銀杏並木のイルミで、落ち着いた印象があります。
また、大通会場は、歩きながら巡るスタイルにも適しており、ショッピングやカフェと組み合わせて滞在時間を長く楽しむこともできます。
周辺の人気スポット
イルミネーション観賞の前後に立ち寄ると良いスポットも多数。
駅前会場近辺には、ショッピングモールやカフェ、レストランが充実しており、寒さ対策と小休止に最適です。
また、少し足を延ばして札幌テレビ塔や、隣接する公園内の散策もおすすめ。
雪が積もる前や降った後の通りもまた違った風情があります。
さっぽろホワイトイルミネーションおでかけのポイント

家族で楽しむポイント
家族での来場なら、まず広場や会場をゆったり散策できる時間を確保しましょう。
暖かい服装(手袋・帽子・ブーツ)を忘れずに、特に小さなお子さんがいる場合は、滑らない靴が安心です。
会場の中にはベンチや少し落ち着いた場所もあるので、休憩スポットをあらかじめ確認しておくと安心です。
写真撮影しながら、子どもと一緒に「どのオブジェが好き?」と声をかけながら巡ることで、思い出深い時間になります。
また、寒さに弱い子ども連れなら、早めの時間帯(17時前後)から少しずつライトアップが始まる時間帯がおすすめ。
ゆったりと余裕を持って楽しめます。
カップルにおすすめの過ごし方
カップルで訪れるなら、夕方〜夜にかけて訪れて、ライトアップの始まりから、盛り上がる時間帯を楽しむのがおすすめです。
17時〜19時ごろに大通公園で写真を撮り、その後駅前通や南一条通を散策、最後に夜景とイルミネーションのコラボを堪能。
雪が降ったら、イルミネーションが反射してより一層ロマンチックな雰囲気に。
そして、訪れた記念に「この先も光あり続けるね」という意味合いで、翼や星のオブジェを背景に写真を撮るのも素敵なひとときです。
食事スポットの紹介
イルミネーション観賞前後に立ち寄れる食事スポットをチェックしておくと便利。
大通会場には食事スポットありませんが、駅前会場周辺には、地元の海鮮が味わえる居酒屋からカジュアルカフェ、北海道ならではのスープカレー店など、多彩な飲食店があります。
寒さ対策としては、イルミを観る前にあたたかいスープやドリンクで体を温めておくのもおすすめ。
観賞後に駅近くで軽く食べてから帰るというスタイルも人気です。
なお、冬場の夜は早めに混み始めるお店も多いため、週末やクリスマス直前に訪れる場合は予約をしておくと安心です。
さっぽろホワイトイルミネーション写真撮影のベストタイミング
明るさと雰囲気の使い方
イルミネーション撮影では、「日没直後の薄明かり残る時間(ブルーアワー)」が特におすすめ。
空が完全に黒くなる前の時間帯、イルミと背景がバランスよく映えます。
また、雪が降った直後なら地面や木に雪が積もり、イルミの反射で光の広がりが強く感じられます。
寒さ対策をしつつ、ひと息ついて撮影に臨むと良い写真になります。
スマホ撮影でも、三脚(またはスマホ用スタンド)+セルフタイマーを活用し、手ブレを防ぐのがおすすめです。
何を撮るべきか
写真撮影の対象は、次のようなものがあります。
・メインオブジェ+背景(例:テレビ塔、大通公園の広場)
・光のトンネルやドーム内での被写体(人・ペット・グループ)
・通り沿いの街路樹イルミ(駅前通・南一条通)+車のライト軌跡
・雪+イルミネーションの組み合わせ(積雪がある日)
こうした構図のバリエーションを事前に考えておくと、いざ訪れた時にスムーズに撮影ができます。
インスタ映えスポット
SNSで映えるポイントとしては、光の球体が集まる「コズミック・スクエア」や、翼のオブジェ「ウィッシュ・バーズ」、ライラックモチーフの「ウィンター・ブロッサムズ」などが人気です。
背景に雪と街灯、イルミネーションを入れた写真は、色味のコントラストが美しく、冬らしい白×青の配色が際立ちます。
撮影時には背景を少しぼかす(ポートレートモードなど)と主役の被写体(友人・恋人・家族)が映えます。
そして、フォトスポットでは「光に向かって歩く」動きを入れた写真や、イルミの中でジャンプしたり、シルエットになってみるのも演出として効果的です。
さっぽろホワイトイルミネーションまとめ
2025年のさっぽろホワイトイルミネーションは、ひときわ進化を遂げた冬の札幌を体感できるチャンスです。
イルミネーションそのものの美しさだけでなく、撮影、散策、食事、そして「冬の街を光とともに楽しむ」という総合的な体験が魅力。
恋人・家族・友人と、あるいはひとりでも、寒い冬だからこそ外に出て、光に包まれる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
特にポイントとしては、
・会場・日程・点灯時間をあらかじめ確認すること。
・防寒・滑り止めの対策をしっかりと。
・フォトスポット・撮影構図を事前にチェックしておくこと。
・食事やアクセスも含めた滞在計画を立てること。
これらを意識することで、より思い出深いイルミネーション夜散策になります。
冬の札幌で「光と街がひとつになる瞬間」をぜひお楽しみください。

