札幌の夜空をまるで巨大なキャンバスのように彩るモエレ沼芸術花火大会が、2025年も秋の始まりを告げる9月に開催されることが決定しました。
毎年国内外から多くの来場者を魅了するこの大会は、花火と音楽の完全シンクロによる演出が特徴で、他の花火大会とは一線を画すアートイベントとしての地位を確立しています。
打ち上げ花火の一発一発が計算された音楽と調和し、まるで空に浮かぶミュージカルやバレエを鑑賞しているかのような感動体験を提供。
視覚と聴覚が一体となったその没入感は、初めて訪れる人々に衝撃を与えるだけでなく、リピーターとして毎年通うファンを生むほどの強い魅力を放っています。
小さなお子さまからシニア世代まで、幅広い年代層が一緒になって楽しめるのも、このイベントの大きな魅力のひとつです。
モエレ沼芸術花火大会2025 開催日程
例年9月の第1土曜日に開催されるこのイベントは、札幌の夏を締めくくる風物詩となっています。
夕暮れ時から始まる幻想的な雰囲気が、日常とは違う特別なひとときを演出してくれます。
入場後は、観覧席の場所取りやフードブースでの軽食購入など、イベント開始前から楽しめる要素が充実。
早めに到着することで、混雑を避けてゆったりと準備できます。
花火の打ち上げは1時間にわたり、音楽と連動した構成が3部構成で展開されます。
テーマごとに異なる演出が組まれ、飽きずに最後まで楽しめるのが魅力です。
2025年の開催日程はが決定しました。
開催日 | 2025年9月6日(土) |
開催時間 | 開場 16:00、花火打ち上げ 19:15〜20:15 |
開催場所 | モエレ沼公園(札幌市東区モエレ沼公園1-1) |
打ち上げ数 | 約18,000発 |
雨天対応 | 荒天時中止(振替なし) |
モエレ沼芸術花火大会は、日本でも有数の発数を誇り、そのスケール感とクオリティは圧巻。
打ち上げの瞬間ごとに観客の歓声が響き渡る、感動的な時間が広がります。
彫刻家イサム・ノグチが設計したこのアートパークは、自然と芸術が融合した美しい空間。
広大な敷地と独特な地形が、花火との相性抜群です。
小雨程度であれば開催されることが多いですが、荒天時は安全のため中止となります。
そのため、当日の天気予報チェックもお忘れなく。
有料席の種類とチケットの購入方法
モエレ沼芸術花火大会では、来場者一人ひとりが自分に合ったスタイルで楽しめるよう、さまざまな種類の有料観覧席が用意されています。
それぞれの席種には異なる特徴があり、シーンや同行者に合わせた選択が可能です。
事前にしっかりと特徴を把握し、快適な花火鑑賞プランを立てましょう。
主な有料席の種類

芝席自由席(赤・青・緑・黄・とうきびエリア)
大人1名 5,500円(税込)
シートを持参して利用する自由席で、自分の好きな場所を確保できるため、早めに入場して場所取りをするのがポイント。
カジュアルに楽しみたい方におすすめです。
芝席グループ指定席(ミルク・たまねぎエリア)
4名グループで32,500円(税込)
家族や友人同士でゆったり楽しめる区画指定型の観覧席で、周囲を気にせず会話を楽しみながら花火を満喫できます。
半プライベート感覚で鑑賞したい方向け。
プレミアム席(イス指定席)
1名 10,500円(税込)
背もたれ付きの快適な椅子と視界の良さが魅力で、観覧エリアの中でも特に見やすい位置に設置されており、ゆったりとした空間で最高の演出を楽しめます。
特別感を味わいたい方にぴったり。
マイカーパック(観覧券+駐車券1台分)
人数や場所により、26,000~67,000円(税込)
駐車場利用と観覧席がセットになった便利なプランで、小さなお子さま連れや、車での移動を希望する方に人気です。
座席タイプや駐車場の場所により価格が異なります。
チケットの販売スケジュール
なお、チケットの販売は例年6月上旬から早期抽選受付が開始され、その後一般販売へと移行します。
プレミアム席や駐車場付きプランはすぐに完売する傾向があるため、スケジュールを確認のうえ、早めの申込みがおすすめです。
購入はローソンチケット、楽天チケット、KKDAY などの大手プレイガイドを通じて可能です。
オンラインで手軽に申し込めるほか、席の詳細やエリア図も確認できるため、希望の座席を選びやすくなっています。
駐車場・シャトルバスの利用方法
最も便利で確実なのは、有料シャトルバスの利用です。
シャトルバスは地下鉄栄町駅および麻生駅から随時運行されており、花火大会の開催日には専用のバス乗り場が設けられます。
所要時間はおおよそ25分〜30分程度とされており、乗車料金は大人300円、小学生150円と比較的リーズナブル。
15時頃から18時前後までの時間帯に集中して運行されるため、ピーク時間を避けて少し早めに利用するのがおすすめです。
一方で、モエレ沼公園周辺の駐車場はすべて関係者用およびマイカーパック購入者限定となっており、一般車両の乗り入れはできません。
そのため、自家用車での来場を希望する場合は、事前にマイカーパックチケットの購入が必要不可欠となります。
また、当日は会場周辺で15時以降に大規模な交通規制が実施され、特に周辺道路では一般車両の通行が禁止されるほか、タクシーの乗り入れや送迎も大変困難になります。
公共交通機関を利用する来場者も混雑に巻き込まれる可能性があるため、小さなお子様連れや高齢者と一緒に行動する場合は、早めの移動計画を立てることが重要です。
快適かつスムーズに花火大会を楽しむためには、事前にアクセスルートや交通規制の情報をしっかり確認し、余裕を持ったスケジュールで行動することが大切です。
モエレ沼芸術花火大会アクセス
・地下鉄利用
札幌地下鉄東豊線、環状通東駅から【東69】あいの里教育大駅行きバスに乗り(約25分)モエレ沼公園東口またはモエレ沼公園西口下車。
札幌地下鉄東豊線、環状通東駅から【東79】中沼小学校通行きバスに乗り(約25分)モエレ沼公園東口またはモエレ沼公園西口下車。
・車利用
・札幌市街地から
国道12号線→国道275号線→道道89号線(環状通)を経由し、三角点通を中沼方面に進む。(所要時間:約30分)
・小樽方面から
札樽自動車道雁来ICから国道275号線に出て、三角点通を中沼方面に進む。(所要時間:約30分)
・旭川方面から
札樽自動車道伏古ICから道道112号線に出てあいの里方面に進む。(所要時間:約30分)
花火がよく見えるおすすめ穴場スポット11選
札幌市内および近郊には、会場外でも美しい花火を楽しめる穴場スポットが多数存在します。
チケットが取れなかった方や、混雑を避けて静かに観賞したい方にとって、これらのスポットは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
①モエレ天然温泉たまゆらの杜
モエレ沼公園のすぐそばに佇むたまゆらの杜は、地域住民からも愛される上質な天然温泉施設です。
広々とした内風呂に加え、開放感あふれる露天風呂、サウナ、岩盤浴、ゆったり寛げるリクライニングチェア付きの休憩エリアなど、癒しの設備が充実しています。
花火大会の日には、露天風呂や一部の館内スペースから花火が見えることもあり、湯に浸かりながら観賞できるという、なんとも贅沢な時間を過ごせるかもしれません。
館内は落ち着いた雰囲気で、家族連れや年配の方にも快適に過ごせる設計が魅力です。
駐車場は約285台分が確保されており、比較的スムーズに利用できます。
夕方にゆっくり温泉でリラックスしたあとに花火を楽しむもよし、観賞後に立ち寄って余韻を噛みしめるもよし、1日を通して楽しめるスポットとしておすすめです。
②中沼団地第3公園
モエレ沼公園から徒歩圏内にある中沼団地第3公園は、閑静な住宅地の中にある小さな公園ながら、花火観賞に適した知る人ぞ知るポイントです。
周囲に高層建築物が少なく、遮るものがほとんどないため、打ち上がる花火を目の前で楽しむことが可能。
特に大型の花火は空一面に広がり、迫力満点です。
人が密集しがちな有料エリアとは異なり、落ち着いた環境で静かに観賞できるのも魅力。
静けさを大切にしたいカップルや、一人でのんびり楽しみたい方にもおすすめです。
ただし、住宅地にあるため、騒音やゴミの持ち帰りには細心の注意を。
近隣に駐車場はないため、公共交通機関や徒歩、自転車での来場がベストです。
③百合が原公園
札幌市北区に位置する百合が原公園は、四季の草花が彩る美しい都市公園。
広大な敷地内には芝生広場や花壇、温室などが整備され、日中から多くの来園者でにぎわいます。
花火会場からは少し離れていますが、東側の高台エリアに登れば、遮る建物が少なく、遠くに打ち上がる花火を見渡すことができます。
特に夕暮れどきの空の色と、夜空に広がる花火の光が織りなすコントラストは格別。
ピクニックシートを敷いて、のんびりと花火を楽しみたいファミリーやカップルにぴったりです。
園内には駐車場やトイレもあり、快適に過ごせる点も魅力。
人混みを避けてゆったりと観賞したい方におすすめのスポットです。
④丘珠緑地公園
札幌丘珠空港のすぐそばにある丘珠緑地公園は、広い芝生広場が特徴の市民の憩いの場。
空港の滑走路と隣接しており、飛行機の離着陸と花火のダイナミックな共演を楽しめる珍しいロケーションです。
周囲に建物が少なく、広がる夜空に打ち上がる花火は、まさに絶景。
滑走路の灯りや機体のライトが加わり、幻想的な雰囲気が味わえます。
比較的混雑が少なく、静かに花火を堪能したい人にとってはまさに理想的。
周辺には簡易駐車スペースもありますが、イベント当日は混雑や交通規制の可能性があるため、事前の情報収集をおすすめします。
⑤旭山記念公園
札幌市を代表する夜景スポット旭山記念公園は、標高137メートルの高台から札幌の街を一望できる絶好のロケーションにあります。
市街地の灯りと夜空に咲く花火が同時に楽しめる、まさに特別感あふれる観賞体験が叶う場所です。
園内には展望台やベンチが豊富に設置されており、長時間滞在でも快適。
木々に囲まれた自然の中で、虫の声や風の音に耳を傾けながら、静かに花火を楽しむ時間は格別です。
駐車場も整備されているため、家族連れや高齢者にもアクセスしやすく、夜のお出かけスポットとしても安心して利用できます。
夜のひんやりとした空気とともに、心安らぐひとときを過ごせることでしょう。
⑥藻岩山山頂展望台
札幌の夜景スポットとして有名な藻岩山は、標高531メートルから市内を一望できる絶景スポット。
ロープウェイとミニケーブルカーを利用して、観光気分で山頂までアクセス可能です。
頂上からは、札幌の街明かりがキラキラと広がり、その上空で舞う花火がまるで宝石のように輝きます。
日没後の時間帯は特に美しく、展望台の屋内スペースからでも天候を気にせず楽しめるのが魅力です。
山頂にはカフェやレストランもあり、北海道産の食材を使った料理を堪能しながら景色を楽しむことも可能で、記念日やデートにもぴったりな、感動的なひとときを過ごせるロケーションです。
⑦大倉山展望台
札幌のジャンプ台としても有名な大倉山展望台は、標高307mから市街地を一望できるロマンチックな展望スポット。
晴れた日には石狩湾まで見渡せる開放感があり、夜になると眼下の街並みに加えて空に咲く花火も楽しめます。
静かな山あいの空気の中、華やかな光と音が心に残る時間を演出してくれます。
特に写真映えを狙いたい方や、落ち着いた雰囲気を好む方にはおすすめ。
レストランや売店も併設されており、観光と合わせて花火を楽しめるスポットとして人気を集めています。
⑧JRタワーホテル日航札幌 展望室「T38」
札幌駅直結のJRタワー38階にある展望室「T38」は、地上約160メートルの高さから市内を一望できる隠れた花火鑑賞スポットです。
冷暖房完備の快適な屋内で、ガラス越しに夜景と花火のコラボレーションを楽しめるのが最大の特徴で、悪天候の日でも安心して訪れることができ、静かに過ごせる上質な空間が魅力です。
併設されたカフェでは、ドリンクを片手にリラックスしながら鑑賞でき、観光の締めくくりや大人の夜にぴったりのロケーションです。
⑨イオンモール札幌苗穂店 屋上駐車場
札幌市東区にある大型ショッピングモール、イオンモール札幌苗穂店の屋上駐車場は、花火大会の隠れた鑑賞スポットとして注目されています。
広々とした屋上から見下ろす形で花火を楽しめるため、開放感があり、視界を遮る建物も少なく、空一面に広がる華やかな光景を存分に堪能できます。
モール自体が国道275号沿いにあり、車でのアクセスも非常にスムーズ。
公共交通機関を利用する場合でも、最寄りのバス停から徒歩圏内に位置しているため、利便性は抜群です。
館内には清潔なトイレや充実した飲食店、休憩スペースも完備されており、特に小さなお子様連れのファミリー層には安心して過ごせる環境が整っています。
また、ショッピングや食事の合間に気軽に立ち寄れることも魅力のひとつ。
日中に買い物や食事を楽しんでから、そのまま夕方の花火鑑賞に移行するという流れもおすすめです。
屋上駐車場は広く、車の台数にも余裕がありますが、花火の打ち上げ時間が近づくにつれて混雑が予想されるため、可能であれば早めの来場を心がけると安心です。
比較的落ち着いた雰囲気で花火を眺められるため、賑わいすぎない場所でゆったりと鑑賞したい方や、お子様の安全を第一に考えるご家族にもぴったりなスポットです。
⑩ホーマックスーパーデポ東雁来店 屋上駐車場
屋上駐車場から花火を眺めることができる、地元でもあまり知られていない隠れた鑑賞スポットです。
周囲は比較的静かで落ち着いた雰囲気があり、人混みを避けてゆったりと花火を楽しみたい方にぴったりのロケーションとなっています。
観覧場所としての知名度は高くありませんが、その分プライベート感のある時間が過ごせます。
ただし、店舗の閉店時間が20:00と比較的早いため、花火の打ち上げが始まる前に現地に到着しておく必要があります。
店舗内のトイレや施設を利用したい場合は特に注意が必要です。
余裕を持ったスケジュールで訪れ、事前に飲み物や軽食などを用意しておくと、より快適に花火鑑賞を楽しむことができるでしょう。
⑪メガセンタートライアル伏古店 屋上駐車場
24時間営業という利便性の高さから、時間を気にせずに訪れることができる穴場的な花火鑑賞スポットです。
特に遅い時間帯の訪問にも対応できる点が魅力で、仕事帰りや夜遅めの外出でも立ち寄りやすい場所となっています。
広々とした屋上駐車場は視界が開けており、周囲に高い建物が少ないため、花火を遮るものなく楽しめます。
買い物ついでに花火を鑑賞できる気軽さがあり、家族連れやカップルをはじめ、地元の人々からも高い人気を誇ります。
特に小さなお子様連れのファミリーには、車で移動しやすく、トイレや休憩にも困らない環境が整っている点で安心です。
会場内の屋台・フード情報
例年の花火大会ではお祭りらしい屋台の出店は見られませんが、その代わりに多彩なフードブースが会場内に設置されており、軽食やソフトドリンクなどを購入することができます。
フードブースでは地元食材を使用したメニューや、子どもにも人気のある定番グルメが並び、訪れる人々の楽しみのひとつとなっています。
なお、会場内では安全管理の観点からアルコール類の販売および持ち込みは一切禁止されています。
その一方で、事前に用意したお弁当やおやつなど、食べ物の持ち込みは自由となっており、ピクニック気分で花火を楽しむ方も多く見受けられます。
まとめ
今回は、モエレ沼芸術花火大会2025!有料席・駐車場・アクセス・穴場まで徹底ガイドを紹介しました。
モエレ沼芸術花火大会は、札幌市内で開催される花火イベントの中でも特に人気が高く、毎年多くの観客を魅了しています。
広大で自然豊かなモエレ沼公園を舞台に繰り広げられる芸術的な花火の数々は、色彩や音、演出において他とは一線を画すクオリティで、訪れる人々の心に深く刻まれます。
夏の夜空をキャンバスにして描かれる壮大なショーは、まさに感動そのもの。
家族での団らんや、カップルの特別なひととき、友人同士の楽しい思い出作りなど、あらゆるシーンで楽しめるイベントです。
ぜひこの機会に、モエレ沼の夜を彩る幻想的な花火の世界を、体験してみてください。