2025年の夏、北海道帯広市の広大な夜空を幻想的に彩る一大イベント「勝毎花火大会」が、8月13日(火)に盛大に開催されます。
この花火大会は、道内でも屈指の規模を誇り、十勝川河川敷を舞台に、約2万発もの色とりどりの花火が次々と打ち上げられる壮観なエンターテインメントです。
夜空に広がる鮮やかな光の帯、地響きのような音の演出、そして会場全体を包み込む熱気は、訪れる人々の心に深く残ることでしょう。
毎年全国から多くの観客が集まるこの大会は、演出の緻密さと美しさ、さらには音楽との融合による芸術性の高さでも知られており、ただの花火大会にとどまらない特別な夜を演出してくれます。
この記事では、そんな勝毎花火大会をより快適に、よりスムーズに、そして感動的に楽しむための全方位型ガイドをお届けします。
会場での観覧を検討している方はもちろん、初めて訪れるという方にも役立つ情報をたっぷり詰め込みました。
大会基本情報・まず押さえておきたいポイント
・開催日:2025年8月13日(火)19:30~21:00(荒天時は14日または16日に順延)
・場所:十勝川河川敷特設エリア(十勝大橋下流400m付近)
・アクセス:帯広駅~シャトルバス5分(大人200円・子ども100円)
・駐車場:特設無料駐車場あり、有料シャトルバス運行
・当日情報:公式サイト・公式Xにて11時頃発表
・花火打ち上げ数:約2万発
有料観覧席・料金

有料観覧席もあるのかしら?迫力のある花火は、やはり近くで見るのが一番ですものね。

有料の観覧席もあるよ。すぐ目の前で花開く壮大な花火と、腹に響く音の興奮はお金には代えられないよね。



引用:勝毎花火大会公式サイト
有料観覧席のチケットの発売日
一次発売 5月24日(土)10:00~
二次発売 6月12日(木)10:00~
・購入方法
インターネットによる先着順販売となります。
会場アクセスと駐車対策!混雑を避けるコツ
花火大会当日は、十勝川河川敷周辺を中心に大勢の観客が集まるため、午後から夜にかけて帯広市内全域で交通渋滞が予想されます。
特に会場周辺の国道38号線や十勝大橋付近は大混雑となり、車の進行がほとんど止まってしまうことも。
スムーズに会場へアクセスし、快適に観覧を楽しむためには、交通手段とルートをしっかりと事前に確認しておくことが重要です。
車利用の方のルート
・芽室町方面からアクセスする場合
「道道55号線(清水大樹線)」→ 十勝清水IC → 一般道経由で会場へ
高速道路をうまく活用することで、混雑を避けて会場近くまでスムーズに到着可能です。
特に帯広南部から来場する方にとっては、帯広市内の中心部を経由せずにアクセスできるため、時間とストレスの軽減につながります。
・西帯広エリアからアクセスする場合
西帯広ICを経由して国道236号を活用するのがいいでしょう。
JR帯広駅周辺に近づきすぎないルートを選択すると、混雑回避に有効です。
人混みを回避するおすすめ観覧エリア

有料観覧席が欲しかったけど、売り切れで手に入れられなかったわ。

チケットをとれなかったり、チケット代が高いと感じても心配ないよ。まだまだ花火を見ることができるスポットが多くあから紹介するよ。
木野南公園
芝生が広がる広々とした空間は、小さなお子さま連れの家族に大変人気のあるスポットです。
公園内にはしっかりと整備されたトイレや屋根付きの東屋が複数設置されており、急な天候の変化にも対応可能。
遊具も設置されているため、花火の打ち上げ時間まで子どもたちが退屈せずに過ごせる点も魅力のひとつです。
公園全体が開けているため、花火の全体像を眺めるにはぴったりのロケーションといえるでしょう。
鈴蘭公園
鈴蘭公園は市街地の西側に位置し、高台にあることから見晴らしがよく、花火大会当日には地元住民だけでなく観光客の姿も見られる人気スポットです。
園内にはベンチや広場が整備されており、ゆったりとレジャーシートを広げて観覧できます。
木陰も多く、暑い夏の日でも比較的快適に過ごせる点も家族連れには嬉しいポイント。
さらに、近隣にはスーパーやコンビニもあるため、飲み物や軽食を調達するのにも便利です。
ピクニック感覚で花火を楽しむには最適なスポットといえるでしょう。
鈴蘭河川パークゴルフ場
視界を遮るものがなく、十勝川をはさんで打ち上げ花火を真正面から観覧できる人気のスポットです。
ゴルフ場として整備されているため、芝生エリアも広く、レジャーシートを敷いてゆったりと座ることができます。
花火の音の反響が少ないため、小さなお子様連れにも安心して楽しめる環境です。
園内にはトイレや街灯が整備されており、日が暮れてからも安心して滞在できるのが嬉しいポイント。
また、徒歩圏内に自動販売機があるため、飲み物の確保にも困りません。
十勝川リバーサイドパークゴルフ場
徒歩でもアクセスしやすく、会場からの距離もちょうどよいため、混雑を避けたい方にぴったりの観賞エリアです。
駐車場も併設されているため、自家用車での来場にも対応。
園内にはベンチや休憩スペースが設置されており、のんびりと観覧を楽しむことができます。
さらに周囲にはドラッグストアやスーパー、コンビニなどの買い物施設が充実しており、食べ物や飲み物の調達がしやすいのも大きな魅力。
夕方に現地入りして食事を楽しみながら打ち上げを待つ、といった過ごし方もおすすめです。
札内ガーデン温泉屋上
大会当日は、地域で人気の温泉施設「札内ガーデン温泉」の屋上展望スペースが無料で開放されることがあります。
この施設の魅力は、湯上がりにゆったりと花火を楽しめるという贅沢な体験。
屋上には椅子が並べられており、立ち見の心配もなく快適に観覧できます。
また、館内には飲食スペースや売店もあり、軽食をつまみながらリラックスして夜空のショーを満喫できるのもポイントです。
温泉と花火の組み合わせは、他にはない癒やしのひとときを提供してくれるでしょう。
十勝が丘展望台
十勝平野を一望できる十勝が丘展望台は、混雑を避けつつじっくりと花火を鑑賞したい方におすすめの穴場スポットです。
標高のあるロケーションからは市街地の明かりとともに花火の全景を眺められ、夜景とのコラボレーションが堪能できます。
風通しもよく、虫の少ない環境なので夏の夜でも比較的快適。
駐車場も整備されているため、車で訪れる方にも便利です。
展望台周辺は自然が多く、静かな雰囲気の中で特別な時間を過ごせます。
もりの山
もりの山は市街地と十勝川、そして打ち上げ会場を広く見渡せる絶好の高台スポット。
地元で人気のジェラートショップ「ドリームドルチェ」も隣接しており、花火前のデザートタイムも楽しみの一つ。
施設前にはウッドデッキやベンチもあり、日没後には絶景の中でくつろげます。
観賞後にはショップでお土産を購入したり、軽食を楽しむこともでき、観覧体験をまるごと楽しめる場所です。
ファミリーやカップルにも人気のロマンチックなロケーションです。
治水の森公園
治水の森公園は広大な敷地に自然林が広がり、静かで落ち着いた雰囲気の中で花火を楽しめる貴重な場所です。
園内には複数のベンチや東屋、トイレなども完備されており、長時間滞在するにも最適。
特にグループで訪れる場合や、小さなお子さまがいる家族にも安心して利用できます。
また、公園内には散策路もあり、花火の待ち時間に軽いウォーキングを楽しむことも可能です。
市街地の喧騒から離れた、ゆったりとした時間を過ごせる大人の穴場といえるでしょう。
場所取りのコツ
朝の早い時間に現地入りを
場所取りのゴールデンタイムは午前7時〜9時で、10時を過ぎると混雑が一気に増します。
特に人気スポット周辺は早朝から人が集まりはじめるため、確実に良い場所を確保したいなら、なるべく早めの到着がおすすめです。
余裕があれば、前日に下見をしておくとさらに安心です。
無人のシート設置は禁止
花火大会ではトラブル防止のため、無人での場所取りは禁止されています。
レジャーシートを敷いての場所確保をする場合は、必ず1人以上はその場に残るようにしましょう。
長時間場所を離れる場合は、近隣の方への一声かけなど最低限のマナーも大切です。
ロープやテープの使用禁止
芝生保護や観客の安全確保の観点から、ロープやガムテープなどでの過度な場所確保は禁止されています。
特に観客の通行を妨げるような広範囲の確保は、係員から注意を受ける可能性があります。
混雑するイベントだからこそ、誰もが気持ちよく過ごせるように配慮を忘れずに。
他の観客への配慮も忘れずに
椅子を使う場合は後方に位置するなど、後ろの人の視界を遮らない工夫が必要です。
また、大きな声での会話や長時間の立ち見なども、周囲の観客の迷惑になる可能性があるため注意が必要です。
家族連れや高齢者、小さなお子さんにも配慮した行動を心がけましょう。
勝毎花火大会の見どころ
クライマックスを飾る「錦冠(にしきかむろ)」
金色の光が夜空に広がるラストシーンは、まさに感動の渦を巻き起こす名場面。
まるで無数の星々が一斉に降り注ぐかのように、視界いっぱいに広がる煌めきは、観客の心をつかんで離しません。
この「錦冠」は、勝毎花火大会のフィナーレを象徴する存在であり、見た人すべての記憶に深く刻まれる名演出です。
特に印象的なのは、静寂から一気に炸裂する瞬間のコントラスト。
会場全体が一瞬静まり返り、観客の期待が最高潮に高まったその瞬間、夜空に黄金の光が一斉に放たれます。
その圧倒的な光量と広がりは、他の花火大会ではなかなか味わうことのできないスケール感。
さらにこの「錦冠」は、音楽と完全にシンクロする形で打ち上げられるため、視覚だけでなく聴覚も同時に揺さぶられるダイナミックな演出となっています。
曲調の盛り上がりに合わせて花火が連発される構成は、まるでオーケストラのクライマックスを聴いているかのような高揚感をもたらします。
この瞬間を味わうために、多くのリピーターが毎年会場を訪れるのも納得。
まさに「勝毎花火大会」の名を全国に知らしめる、一夜限りの黄金のショータイムです。
まとめ
勝毎花火大会は、ただの花火大会にとどまらず、一夜限りの感動体験を提供してくれる、北海道・十勝の夏を象徴する特別なイベントです。
圧倒的なスケールで打ち上げられる花火と、緻密に計算された演出は、訪れるすべての人々の心に深い印象を残します。
当日は多くの人でにぎわうため、万全の準備とマナーを心がけることで、混雑やトラブルを避けながら、安心して楽しむことができます。
座席や観覧場所の確保、アクセスルートの確認、持ち物の準備などを事前に行っておけば、より快適に花火大会を満喫できるでしょう。
2025年の夏は、日常を離れた特別な一夜を、ぜひ十勝の大自然の中で、大切な人とともに心ゆくまで味わってください。
きっと、かけがえのない思い出として心に刻まれるはずです。