片手鍋を買おうと思ったとき、「16cmにするか、18cmにするか」で迷った経験はありませんか?
見た目の差はたった2cmでも、実際に使ってみると容量・使い勝手・収納のしやすさが大きく変わります。
一人暮らしで少量だけ作りたいときは16cmが便利だけど、スープや煮物を多めに作りたいときは16cmだと物足りない。
そんな悩みを解消するために、本記事では16cmと18cmの片手鍋の違いをメリット・デメリット、使用シーン、選び方まで徹底解説。
実際の使用例も紹介するので、あなたにぴったりの片手鍋がきっと見つかります。
片手鍋の基本とサイズ表記の意味
片手鍋とは?両手鍋との違い
片手鍋とは、片側にハンドル(取っ手)がついた小型の鍋のことです。
スープ・ゆで卵・ソース作り・温め直しなど、少量の調理に最適な万能鍋として活躍します。
両手鍋との違いは次の通りです。
| 項目 | 片手鍋 | 両手鍋 |
|---|---|---|
| 重さ | 軽い | 重い |
| 容量 | 小~中(1〜2L程度) | 中~大(3L以上) |
| 持ち運び | 片手でOK | 両手が必要 |
| 使いどころ | 少量調理、温め直し | 大量調理、煮込み料理 |
朝食の味噌汁やお弁当用のゆで野菜など、少量調理のときは片手鍋の方が圧倒的に便利です。
サイズ表記「cm」の意味と容量の目安
鍋の「16cm」「18cm」というサイズは、鍋の内径(直径)を表しています。
つまり、16cm=鍋の内径が16cmという意味です。
サイズごとの容量と目安人数は次の通りです。
| サイズ | 容量の目安 | 向いている人数 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 16cm | 約1.5L前後 | 1〜1.5人分 | 味噌汁、ゆで卵、スープ、副菜 |
| 18cm | 約2.0L前後 | 2〜3人分 | カレー、煮物、パスタソース |
同じく2cmの差でも容量は約30〜40%増加するため、使い勝手に大きな影響があります。
16cm片手鍋の特徴とメリット・デメリット

16cmのメリット(コンパクト・軽量・省スペース)
16cm片手鍋は一人暮らしに最適な定番サイズです。
軽量で扱いやすい
片手でも安定して持てるため、調理中の手首への負担が少ない
収納しやすい
冷蔵庫や棚にスッと収まるので、キッチンが狭くても安心
少量調理にピッタリ
人分の味噌汁やスープ、少量のゆで野菜を作るのに最適
おすすめの使い方例
・朝の味噌汁やスープを1人分作る
・ゆで卵や少量の野菜を茹でる
・レトルト食品や冷凍食品を温める
16cmのデメリット(容量不足・吹きこぼれの可能性)
一度に作れる量が限られる
2人分以上のスープやカレーは、鍋が小さいため吹きこぼれやすい
具材が多い料理には不向き
麺類や野菜たっぷりのスープでは鍋の容量が足りなく感じることがある
作り置きには不向き
まとめて作って保存したい場合は物足りなさを感じる
18cm片手鍋の特徴とメリット・デメリット

18cmのメリット(汎用性・少量〜中量調理まで対応)
18cm片手鍋はバランスの良いサイズで、少量〜中量調理まで幅広く対応します。
煮込み料理も安心:カレーやシチュー、パスタソースを2〜3人分作れる
スープの作り置きにも便利:翌日分までまとめて調理可能
熱伝導が良く、焦げ付きにくい:鍋底が広いため熱が均一に伝わり、調理しやすい
おすすめの使い方例。
・2〜3人分のスープや味噌汁を作る
・カレーやシチューなどをまとめて作る
・パスタや野菜の下ごしらえに使用する
● 18cmのデメリット(やや大きく収納スペースを取る)
収納スペースが必要
16cmより大きいため、狭い棚やシンク下に入れにくい場合がある
少量調理には少し大きい
味噌汁1杯だけ作ると鍋が大きく感じることも
サイズ選びのポイントまとめ
| サイズ | 向いている人 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 16cm | 一人暮らし、少量調理中心 | 軽量・コンパクト・扱いやすい | 2人分以上の料理は不便、吹きこぼれ注意 |
| 18cm | 一人暮らし〜2〜3人家族、少し多めの調理もする人 | 汎用性が高く、煮込みや作り置きにも便利 | 少量調理では大きく感じる、収納にスペース必要 |
16cmと18cmの違いを徹底比較!失敗しない片手鍋の選び方
容量・重量・使い勝手を徹底比較
まずは、基本情報を比較表で確認しましょう。
| 比較項目 | 16cm片手鍋 | 18cm片手鍋 |
|---|---|---|
| 容量 | 約1.5L | 約2.0L |
| 重量 | 約500〜700g | 約700〜900g |
| 向いている人数 | 1人前後 | 2〜3人分 |
| 向いている料理 | 味噌汁・ゆで卵・副菜・スープ | カレー・スープ・煮物・パスタソース |
| メリット | コンパクト・軽量・収納しやすい | 多用途・作り置きに便利・焦げ付きにくい |
| デメリット | 吹きこぼれやすい・一度に作れる量が少ない | 少量調理には大きい・収納スペースを取る |
この表を見ると、一人暮らしで少量調理中心なら16cm、二人以上や作り置き派なら18cmがベストということが一目で分かります。
使用シーン別のおすすめサイズ
どんな場面でどちらのサイズが向いているか、具体例で整理します。
一人暮らし・キッチンが狭い: 16cm
小さくて軽いので、収納や調理がラクです。
一人暮らし・作り置き派: 18cm
少し多めに作っても余裕があり、翌日分のスープやカレーもまとめて調理可能。
二人暮らし・夫婦世帯: 18cm
2人分の煮物やパスタソースにちょうどよいサイズ。
家族3人以上 → 18cm以上(20cmサイズを検討)
大人数分の調理には16〜18cmでは容量不足になることがあります。
自分の調理スタイルと人数を基準に選ぶと、サイズ選びで失敗しません。
料理別おすすめサイズ
味噌汁・スープ・ゆで卵・レトルト食品
16cm鍋が最適で、 小回りが利き、短時間で温まるため忙しい朝食にピッタリ、 洗いやすく、ガス火・IHどちらでも使いやすい。
・朝食の味噌汁1人分
・ゆで卵2〜3個
・レトルト食品や冷凍食品の温め直し
ステンレス製16cm鍋は特に扱いやすく、軽量で一人暮らしに人気です。
カレー・煮物・パスタソース
18cm鍋が最適で、 具材が多く、煮込み時間が長い料理でも余裕があり、 冷蔵庫保存用の容器に移しやすいサイズです。
・2〜3人分のカレーやシチュー
・煮物、パスタソース
・翌日分のスープや煮込み料理の作り置き
16cmでは具材が入りきらず、かき混ぜにくくなることもあります。
素材・メーカーで変わる使い勝手
素材ごとの特徴
| 素材 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ステンレス | 丈夫で長持ち、焦げ付きにくくIH対応 | 長く使いたい人、手入れを丁寧にする人 |
| アルミ | 軽くて熱伝導が良い、短時間調理向き | 一人暮らし・手軽に調理したい人 |
| ホーロー | デザイン性・保温性◎、色や形が豊富 | 見た目も重視したい人、ゆっくり煮込みたい人 |
軽さ重視ならアルミ、長期使用や耐久性重視ならステンレス、見た目重視ならホーローがおすすめです。
人気メーカーとおすすめモデル
・ティファール(T-fal):軽量・焦げ付きにくい。16cm・18cm両サイズあり。
・柳宗理(やなぎそうり):耐久性とデザイン性の両立。長く使える。
・無印良品:シンプルで収納しやすく、IH・ガス両対応。
同シリーズでサイズ違いを揃えると統一感が出て収納も便利です。
実践例・ケーススタディ
一人暮らし女性Aさん(20代)
16cm鍋を愛用。朝の味噌汁や副菜づくりに最適で、「軽くて洗いやすい」と満足。
夫婦Bさん(30代)
18cm鍋でカレーを多めに作り、翌日もリメイク。1つの鍋で2日分の食事が作れて効率的。
生活スタイルに合わせて鍋サイズを選ぶと、調理のストレスがぐっと減ります。
まとめ
一人暮らし・少量調理中心なら16cm
2人以上や煮込み・作り置き中心なら18cm
素材やメーカーでも使いやすさは変わる
たった2cmの違いでも、毎日の料理のストレスや効率は大きく変わります。
自分の調理スタイルと収納スペースを見直して、最適な片手鍋を選びましょう。
正しいサイズ選びは、料理の時短にもつながり、キッチンライフをぐっと快適にしてくれます。
あなたに合った片手鍋を選んで、毎日のキッチンライフをもっと楽しく快適にしましょう。
