函館最大の夏イベント函館港まつりは、毎年多くの来場者でにぎわう函館の一大行事です。
その幕開けを華やかに彩るのが、港の夜空を舞台に繰り広げられる豪華な花火大会。
2025年も例年通り、約1万発にも及ぶ迫力ある花火が打ち上げられ、海と空が一体となった幻想的な風景が広がります。
特に緑の島を中心とした会場一帯では、大玉花火や連発スターマインなど、ダイナミックな演出が続き、観客を魅了します。
観覧場所の選び方やアクセス方法によって、快適さが大きく左右されるため、事前の計画が重要です。
この記事では、知っておくと便利な穴場スポット、混雑を避けるための工夫、会場周辺の屋台情報やおすすめの持ち物リストなど、花火大会を存分に楽しむための実用情報をたっぷりとご紹介します。
函館港まつり花火大会開催日程
・開催日:2025年8月1日(金)
・時間:19:45〜21:00
・予備日:8月5日(火)
・会場:緑の島
・打ち上げ数:約1万発
函館港まつり花火大会屋台情報

函館港まつりの花火大会では、屋台がでるのかしら?

たくさんの屋台が出店の予定だよ。定番のたこ焼き・焼きそば・お好み焼き・モダン焼きをはじめ、さまざなお店が花火大会を盛り上げてくれる予定になっている。
会場周辺では、はこだてグリーンプラザを中心に、地元グルメから全国の人気屋台メニューまでバリエーション豊かな出店が軒を連ねます。
花火大会をさらに盛り上げてくれるのが、この屋台の存在。
お祭りならではの雰囲気とともに、五感を刺激する香ばしい匂いが辺りを包み、訪れる人々の食欲をそそります。
屋台では、軽食やスイーツのほか、冷たい飲み物や地元の名物料理も数多く取り扱っており、昼から夜まで一日中楽しめるのが魅力です。
また、お子様向けのくじ引きやヨーヨーすくい、縁日系のゲーム屋台も出店するため、家族連れにも好評です。
グループでの食べ歩きや、カップルでのデートにもぴったりで、さまざまな層に愛される夏の風物詩となっています。
・出店エリア
はこだてグリーンプラザAブロック〜Bブロック間にかけて約100店舗以上が並びます
・営業期間
8月1日(金)〜8月5日(火)の5日間開催
・営業時間
毎日9:00〜21:00(花火大会当日のみ22:00まで特別営業)
・代表的なメニュー
定番のたこ焼き・焼きそば・お好み焼き・モダン焼き
函館名物のイカ焼き・イカ玉焼き・イカ焼きそば・塩辛丼など海鮮メニュー
海鮮カルビステーキ・ジャンボ串焼き・ケバブ・ホルモン焼き・フランクフルト
冷やしきゅうり・トウモロコシ・チョコバナナ・東京ケーキ
かき氷・削りイチゴ・スムージー・綿菓子・りんご飴・ソフトクリーム・クレープ
その場で座って食べられる簡易テーブルやイスも設けられている場所があり、ゆっくりと食事を楽しみたい方にも安心です。
人気の屋台には行列ができることもあるため、時間に余裕を持って回るのがおすすめです。
函館港まつり花火大会穴場スポット

函館港まつりの花火大会を、ゆったりと鑑賞できる穴場スポットはどこかしら。

穴場スポットはいろいろあるけど、ゆったり鑑賞できるスポットを、6か所紹介するね。
豊川ふ頭
函館市水産物地方卸売市場から青函連絡船記念館摩周丸前の岸壁にかけて広がるスペースで、広々とした開放感が特徴の穴場スポットです。
港に沿って横長に広がっているため、視界を遮るものが少なく、花火を間近にダイナミックに楽しむことができます。
打ち上げポイントからも近く、大玉の花火の迫力ある爆発音とともに、光と音の一体感を味わえるのが魅力。
比較的早めに訪れることで、落ち着いてレジャーシートを敷いて座るスペースを確保できる可能性が高く、家族連れや友人グループにもおすすめです。
また、近くには簡易トイレや自販機もあるため、長時間の観覧でも安心して過ごせます。
周辺にはコンビニや軽食販売所もあり、食べ物や飲み物の調達にも困りません。
函館港末広緑地(函館西波止場広場)
海に面した開放的な広場で、花火大会の打ち上げ場所となる緑の島を正面に望むことができる絶好の観覧ポイントです。
視界を遮る建物などが一切なく、低い花火から高く打ち上がるスターマインまで、美しいシルエットとともに楽しめる点が魅力です。
特に海面に映り込む花火の光と、波の音が重なる幻想的な空間は、写真撮影にも適しており、SNS映えを狙う方にもおすすめです。
このスポットは、観光地であるベイエリアの一角に位置しており、周辺にはラッキーピエロ マリーナ末広店やスターバックス コーヒー函館ベイサイド店など、飲食店が充実しているため、花火鑑賞と食事をセットで楽しむことができます。
特に、観覧前後にちょっとした休憩やテイクアウトを利用することで、混雑を避けつつグルメも満喫可能です。
また、夕暮れ時には赤レンガ倉庫群やライトアップされた港の風景も楽しめるため、花火の始まる前から十分にロケーションを満喫できるスポットです。
ともえ大橋
会場からやや離れた場所に位置する湾岸沿いの高架橋で、地元では静かな穴場スポットとして知られています。
橋の両側には広めの歩行者専用通路が整備されており、夜風に吹かれながら、函館港と花火大会を一望することができます。
視点が高いため、花火をやや俯瞰する形で鑑賞でき、他の観覧場所とはひと味違った眺めを楽しめます。
例年、花火大会当日の夕方以降には車両通行が一部制限され、歩行者専用として橋の一部が開放されるため、車道側からの眺望も可能になります。
家族連れやカップルで静かに花火を楽しみたい方にとっては、比較的落ち着いた環境で鑑賞できるスポットです。
また、周辺には自動販売機や少数ながらベンチも設置されており、長時間の観覧でも過ごしやすい環境が整っています。
トイレは少し離れた場所にあるため、事前に済ませておくと安心です。
アクセスに関しては、函館駅やベイエリアから徒歩でも訪れることができる距離にあり、散歩がてら向かうのもおすすめです。
船見公園
少し高台に位置し、落ち着いた雰囲気が魅力の公園で、混雑を避けて静かに花火を楽しみたい方には最適なスポットです。
木々に囲まれた自然豊かなロケーションの中で、風を感じながらのんびりとした時間を過ごせるのが特徴で、周囲の喧騒から離れてリラックスした観賞が可能です。
市街地の明かりを背に、函館港越しに広がる夜空に花火が打ち上がる様子を、やや遠景ながらしっかりと楽しめます。
遮る建物が少ないため、視界も良好で、静けさの中で花火の音が響く様子が印象的です。
また、周囲にはベンチやちょっとした芝生スペースもあるため、座ってゆったり鑑賞したい人にもおすすめです。
アクセスは少し坂道がありますが、道中には趣ある街並みが広がっており、散歩感覚で向かうのも楽しみのひとつ。
カップルのデートコースとしても人気があり、落ち着いた雰囲気の中でロマンチックなひとときを過ごすことができます。
ファミリー層にも静かな観賞環境を求める方には好評で、穴場のひとつとして年々注目が高まっています。
元町公園
函館の歴史と風情が色濃く残る元町エリアに位置する公園で、クラシカルな街並みと近代的な花火のコントラストが楽しめるユニークな観覧スポットです。
公園は高台にあり、眼下に広がる函館港を一望できる絶好のロケーションに加え、背後には石畳の道や洋風建築が並ぶ元町らしい景観が広がります。
特にカメラ愛好家からの人気が高く、花火とともにロマンチックな函館の夜景を一枚の写真に収めたい人にとっては理想の場所といえるでしょう。
日中から訪れて場所取りをする人も多く、ピクニック感覚でお弁当や軽食を持参しながら待機する風景も見られます。
夜になるとライトアップされた建物と花火の共演が幻想的な雰囲気を演出し、まさに非日常を体験できます。
また、公園内にはベンチや木陰があり、暑さをしのぎながらゆったりと時間を過ごせるのもポイント。
観覧前に周辺の教会や記念館を巡って歴史に触れる散策を楽しむのもおすすめです。
観光と花火を同時に楽しみたい方には、最もバランスのとれたスポットといえるでしょう。
函館山展望台
函館を代表する観光名所として名高い函館山展望台は、日本三大夜景の一つにも数えられるほどの美しい眺望を誇ります。
その絶景の中で花火を鑑賞できるのが、このスポット最大の魅力です。
特に、展望台の高さと打ち上げ場所である緑の島との位置関係により、花火がちょうど目線の高さまたはやや下側で開くように見えるため、他では味わえない立体感のある迫力が体験できます。
夜景と花火のコラボレーションは圧巻で、海と街の明かりに加えて、空に広がる花火の光が重なることで、幻想的で夢のような光景が目の前に広がります。
ロマンチックな雰囲気を楽しみたいカップルや、非日常的な体験を求める旅行者に特におすすめの場所です。
アクセスはロープウェイ、もしくは山頂まで車で登るルートがありますが、花火大会当日は交通規制や渋滞の影響で混雑が激しくなるため、早めの行動が必須です。
また、展望台のスペースにも限りがあるため、夕方のうちに訪れて場所を確保するのが理想的。
トイレや売店も整備されていますが、混雑時は行列ができることもあるため、飲み物や軽食を事前に準備しておくと安心です。
函館港まつり花火大会混雑対策とアクセス
・最寄駅
JR函館駅(花火会場まで徒歩約5分)。
市内中心部に位置しているため、道内外からのアクセスも良好です。
新幹線を利用して新函館北斗駅で下車し、JR函館本線に乗り換えて20分ほどで到着できます。
・公共交通機関
市電「松風町」電停や「函館駅前」電停からも徒歩圏内にあり、市内各所からのアクセスが容易です。
市電の本数も多く、観光をしながら花火大会に向かうプランも立てやすくなっています。
・タクシー
当日は混雑が予想されるため、公共交通の利用が基本ですが、場合によっては早めにタクシーを利用するのも手段の一つです。
過去には観光客向けに臨時のシャトルバスが運行された実績もあるため、開催直前の情報チェックが重要です。
・自家用車での来場
花火大会当日は周辺道路で交通規制が実施されるほか、近隣の駐車場も早い時間帯に満車となるため、車での来場は基本的におすすめできません。
やむを得ず車を利用する場合は、少し離れたエリアに車を停め、公共交通機関で移動することがおすすめです。
函館港まつり花火大会混雑を避けるポイント
・18時頃までに到着
花火大会が始まる直前の時間帯になると、観覧客で会場周辺の道路や歩道、市電の車内も非常に混雑します。
18時前には会場近くに到着し、場所取りや食事などを済ませておくとスムーズに行動できます。
特に子連れや高齢者と一緒の場合は、さらに早めの行動が安心です。
・トイレの利用
仮設トイレは数が限られており、夕方以降は長蛇の列になることも。
最寄りの商業施設や観光案内所など、複数の候補を事前にチェックしておくと便利です。
また、屋台近くの施設ではトイレ待ちと同時に飲食スペースも混雑するため、時間に余裕を持って行動しましょう。
・帰りのラッシュを避ける
花火大会終了後は、駅やバス停に向かう人々で大混雑します。
少しでも混雑を避けたい場合は、終了10分〜15分前には移動を始めるのがおすすめ。
あらかじめ出口の方向を確認しておくと、スムーズに退場できます。
帰りの交通機関の時刻表を事前に確認し、時間に余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
函館港まつり花火大会を快適に楽しむ持ち物リスト
・レジャーシート(防水仕様がおすすめ)
サイズの大きいものを選ぶことで、荷物置きや食事スペース、さらには小さなお子様が寝転がる場所としても活用できます。
素材は薄手すぎず、ある程度の厚みとクッション性があると、座り心地もよく快適に過ごせます。
また、滑り止め加工が施されたものは地面の状況によってずれにくく、安全面でも安心です。
折りたたんでコンパクトに収納できるタイプを選べば、持ち運びにも便利で、他の荷物とのバランスもとりやすくなります。
レジャーシートは、混雑した観覧エリアで自分のスペースを確保する上でも非常に重要なアイテムです。
・折りたたみ椅子(長時間の観覧に最適)
軽量かつコンパクトに折りたためるタイプを選ぶと持ち運びが楽になります。
背もたれ付きのタイプであれば、長時間の観覧でも体の負担が軽減され快適です。
地面の状態が悪い場所でも安定感のある椅子を選ぶことで、より安心して過ごせます。
また、ドリンクホルダーや収納ポケットがついている多機能モデルは、観覧時の使い勝手が格段に向上します。
収納袋付きで肩掛けできるタイプなら、移動中も両手が空いて便利です。
荷物と合わせて持って行くことを考慮して、全体の軽量化にも注意しましょう。
・虫除けスプレー(特に公園利用者は必須)
花火大会は屋外での長時間滞在になるため、特に芝生や木陰がある観覧場所では蚊や虫が多くなる傾向があります。
虫に刺されることでかゆみや不快感を覚えるだけでなく、服の上からでも刺されることがあるため、肌に優しい成分でありながらもしっかり効果があるタイプを選ぶことが大切です。
スプレータイプは全身にまんべんなく使いやすく、手軽に塗布できるミスト状やジェルタイプも持ち運びに便利です。
小さなお子様がいる場合は、子ども向けの低刺激仕様のものを選ぶと安心。
さらに、汗をかくと効果が薄れることもあるので、こまめに塗り直せるように携帯サイズを準備すると万全です。
・飲み物・軽食(屋台の待ち時間対策にも)
夏の屋外イベントでは、こまめな水分補給が欠かせません。
冷たいペットボトル飲料やスポーツドリンクを持参することで、熱中症のリスクを軽減できます。
冷却効果のある保冷ボトルを利用すれば、長時間冷たい状態を保つことが可能です。
また、移動中や屋台に並ぶ時間を有効に使えるよう、手軽に食べられる軽食も用意しておきましょう。
たとえば、塩分補給用の塩飴やナッツ、チーズ入りクラッカーなどは栄養補給にもなり便利です。
屋台で希望のメニューが買えなかった場合に備えて、おにぎり、サンドイッチ、バナナなどもあると安心です。
小さなお子様や高齢の方がいる場合は、食べやすく消化に良いものを選ぶとより快適に過ごせます。
ピクニック気分を味わえるような工夫をすれば、花火までの待ち時間も楽しく過ごせるでしょう。
・上着またはブランケット(夜は冷える場合あり)
花火大会の会場は海沿いにあるため、日中は暖かくても夕方以降は気温が下がり、海風によって体感温度がさらに低くなることがあります。
特に長時間外で過ごすことを考えると、防寒対策は万全にしておくのが安心です。
薄手のカーディガンやウィンドブレーカー、パッカブル仕様のジャケットなどがあると便利で、コンパクトに収納できるフリースブランケットなどもおすすめです。
椅子に座っていると下半身から冷えることもあるため、ひざ掛けとしても使える大判ブランケットはとても重宝します。
また、お子様や高齢者がいる場合には特に冷え対策をしっかりと行うことが大切です。
風よけとしてポンチョ型の上着を持参するのも効果的。
衣類は軽くて持ち運びしやすい素材を選ぶことで、荷物を増やさずに快適さを確保できます。
・モバイルバッテリー(写真撮影や連絡用に)
花火大会では長時間にわたって屋外に滞在するため、スマートフォンの電池消耗が激しくなることが予想されます。
特にSNSへの投稿、ライト機能の使用、ナビアプリでの経路確認、会場での友人や家族との連絡手段としてスマホを多用する場面が多いため、モバイルバッテリーの持参は必須です。
容量が大きいタイプ(10,000mAh以上)であれば、1〜2回以上のフル充電が可能で安心感があります。
急速充電対応であれば、短時間でも効率的に充電でき、観覧中のすき間時間を有効活用できます。
また、複数ポートがあるタイプなら、同行者とシェアして使うこともできて便利です。
ケーブル類も忘れずに携帯し、可能であればiPhoneとAndroid両対応のマルチケーブルを準備しておくと万全です。
・ゴミ袋(持ち帰りのマナーを忘れずに)
花火大会の会場では、多くの来場者が飲食を楽しむため、発生するゴミの量も相当なものになります。
会場に設置されているゴミ箱は数が限られているうえ、すぐに満杯になることも少なくありません。
自分で出したゴミは必ず持ち帰るというマナーを守るためにも、ゴミ袋は必携のアイテムです。
分別が必要な場合に備えて、燃えるゴミ用、プラスチック用、缶・ビン用など、種類別に複数枚を用意しておくと非常に便利です。
使用済みのウェットティッシュや食べ残しなどを清潔に処理するためにも、密閉できるチャック付き袋やコンビニ袋を併用するのもおすすめです。
また、ゴミ袋はそのほかにも、突然の雨に備えて荷物を包んだり、地面に敷いて簡易的な座布団として使うなど、アイデア次第でさまざまな使い方ができます。
持ち物の中でも意外と活躍の場面が多いため、多めに持参しておくと安心です。
まとめ
館港まつり花火大会は、開催日:2025年8月1日(金)、時間:19:45〜21:00の日程で開催されます。
館港まつり花火大会は、夏の函館を象徴する一大イベントであり、地元の人々はもちろん、全国から訪れる観光客にとっても毎年の楽しみとなっています。
2025年の開催では、例年を上回る来場者が見込まれており、より一層のにぎわいが期待されています。
約1万発の花火が夜空を彩る圧巻の光景は、一生の思い出になること間違いなしです。
しかし、この素晴らしいイベントを快適に楽しむためには、事前の情報収集と入念な準備が欠かせません。
アクセスや会場の混雑状況、トイレの場所、持ち物の確認など、細かな点まで把握しておくことで、当日スムーズに行動できます。
また、地元民おすすめの穴場スポットを活用すれば、人混みを避けつつ絶好のロケーションで花火を楽しむことも可能です。
夏の夜に大切な人と過ごすひととき、美しい夜景と花火の競演を堪能する時間は、特別な思い出として心に残ることでしょう。
ぜひこの記事を参考に、函館港まつり花火大会を最大限に楽しむためのプランを立てて、今年の夏を最高の瞬間で締めくくってください。