夏の夜空に広がる大輪の花火は、見る人の心を魅了します。
中でも、さがみ湖湖上祭花火大会は、湖面に映える幻想的な光景と、迫力ある打ち上げで多くの来場者を楽しませてきました。
2025年もその美しさは健在で、より快適に楽しむための観覧スポットや駐車場情報、さらには屋台グルメまで見どころ満載。
この記事では、混雑を避けながら花火を楽しむためのおすすめ情報を余すことなくご紹介します。
さがみ湖湖上祭花火大会の開催日と基本情報
2025年8月1日（金）、神奈川県相模原市の相模湖湖畔を舞台に、毎年恒例のさがみ湖湖上祭花火大会が開催されます。
この花火大会は、地元住民だけでなく県外からの観光客にも広く知られ、多くの人々が美しい花火とともに夏の思い出を作りに訪れます。
打ち上げ時間は19:30から20:40までとされており、およそ70分間にわたり約4000発の色とりどりの花火が夜空に咲き乱れます。
花火は湖上に浮かべた台船から打ち上げられ、湖面に映る光景はまさに幻想的。
その美しさは言葉を失うほどで、観覧者の目を釘付けにします。
また、天候については小雨決行ですが、荒天の場合は中止となるため、事前に天気予報を確認しておくことが重要です。
メイン会場は、相模湖公園前で、有料の観覧席も用意されており、間近で大迫力の花火を鑑賞できる絶好のロケーションです。
このイベントは単なる花火大会にとどまらず、地元の風物詩としても多くの人に親しまれており、毎年多くの家族連れやカップル、友人同士が訪れる夏の一大イベントとなっています。
さがみ湖湖上祭花火大会おすすめ観覧スポット
相模湖駅付近でゆったり鑑賞
相模湖駅周辺は、花火会場から少し距離がある分、混雑を避けやすく、落ち着いて花火を楽しみたい方に非常に適した場所です。
駅前の広場や歩道など開けた場所からは、やや遠目にはなりますが、相模湖の花火をゆったりと眺めることができます。
このエリアは騒がしさが控えめで、小さなお子様を連れた家族連れや、ご年配の方にも安心して利用していただけます。
ベビーカーを押して歩くスペースも十分にあり、急な混雑や行列に悩まされることも少ないのが魅力です。
また、駅に近いためトイレやコンビニなどの施設も充実しており、観覧中の急なトラブルや飲食の買い出しにも対応しやすい環境です。
帰りの電車も混雑のピークを避けて乗車できる可能性が高く、会場付近での長時間待機に不安のある方にも理想的なスポットです。
穴場の絶景ポイント・御供岩
御供岩は、相模湖の湖岸に位置する、観光ガイドにもあまり掲載されないような知る人ぞ知る隠れた鑑賞スポットです。
自然に囲まれた岩場の立地が特徴で、地元の人々に親しまれつつも観光客の目には付きにくい場所のため、混雑を避けたい人にとって理想的な場所といえるでしょう。
この場所の最大の魅力は、水面に映し出される花火の美しさです。
打ち上がった花火が湖面に反射し、空と水の両方から光の芸術を楽しめるのは、まさに御供岩ならではの贅沢な光景です。
色とりどりの光が波紋とともに揺れ、幻想的で夢のような瞬間を体験できます。
その美しさから、SNSでも隠れた映えスポットとして注目されています。
また、御供岩周辺は騒音が少なく、花火の音が山と湖に反響してより臨場感のある体験ができるのも魅力の一つ。
友人や恋人との静かな時間を過ごすにはうってつけで、ロマンチックなデートスポットとしても高い評価を得ています。
ただし、このスポットは住宅街に隣接しているため、近隣住民への配慮が必要です。
大声で騒いだり、ゴミを放置したりせず、マナーを守って静かに花火を楽しむよう心がけましょう。
視界が開けた嵐山橋周辺
嵐山橋は相模湖の対岸に位置する絶好のビュースポットで、周囲に視界を遮る高い建物や木々がほとんどなく、空高く打ち上がる花火を余すことなく堪能できます。
この場所の大きな魅力は、観覧場所として特に整備されているわけではないにもかかわらず、自然と視界が開けており、非常にクリアな視点から花火を楽しめる点です。
橋の歩道から立ち見で花火を眺めることができるため、予約や事前の場所取りが不要で、気軽に立ち寄れる利便性も人気の理由です。
地元の人々の間では昔から知られた穴場スポットであり、交通量が少ない時間帯を選べば比較的静かに観賞できます。
また、橋の上からは湖面越しに花火が見えるため、水面に映る光とあわせて立体的な美しさを楽しむことができます。
ただし、注意が必要なのは駐車場事情です。
嵐山橋周辺には専用の駐車場が設けられていないため、車で訪れる場合は少し離れた北相中学校の臨時駐車場を利用することになります。
この臨時駐車場から嵐山橋までは徒歩で約10分程度ですが、混雑状況によって所要時間が前後することもあるため、時間に余裕を持って移動しましょう。
大迫力の花火を間近で相模湖公園
県立相模湖公園は、さがみ湖湖上祭花火大会のメイン会場であり、最も花火に近い位置で観賞できる公式観覧スポットとして、多くの観客に愛されています。
このエリアでは、有料観覧席が整備されており、特にナイアガラ花火や大玉連発といった迫力ある演出を真正面から堪能できる贅沢な体験が可能です。
公園内には無料観覧エリアも設けられており、レジャーシートを広げてのんびりと鑑賞することができます。
花火が頭上に広がるような感覚を味わえるこのスポットは、花火ファンの間でも非常に人気が高く、まさに大会のハイライトを楽しめる場所と言えるでしょう。
このため、毎年早朝から場所取りが始まり、ピーク時には公園全体が観覧客でいっぱいになるほどの盛況ぶりです。
グループで訪れる場合や、子ども連れで座って鑑賞したい場合などは、より早めの来場を計画するのがおすすめです。
さらに、相模湖公園はトイレや売店、ゴミ箱などの設備が整っており、快適な観覧環境が整っている点も評価されています。
近隣には食事処やカフェなどもあり、花火の前後に立ち寄って一息つくことも可能です。
さがみ湖湖上祭花火大会駐車場情報
花火大会当日は例年多くの来場者が訪れるため、交通規制が実施され、会場周辺の道路は非常に混雑します。
とくに夕方以降は車の流れが滞りやすくなるため、自家用車でのアクセスには十分な時間の余裕を持つことが重要です。
会場周辺に、758台分の臨時駐車場が準備されます。
最寄りの相模湖公園駐車場は会場から徒歩1分と便利な位置にありますが、収容台数は138台で、早い段階で満車となることが予想されます。
加えて、昼以降は駐車料金が一律2,000円となるため、早めの利用が推奨されます。
そのほか、臨時駐車場として、与瀬グラウンド250台、北相中学校200台、小原ふれあい広場70台などが開放され、それぞれ1回1,000円の料金で利用可能です。
与瀬グラウンド
北相中学校
小原ふれあい広場
これらの駐車場は、午後3時ごろから順次開場し、混雑状況によっては早めに満車となる場合もあるため、臨機応変な行動が求められます。
さがみ湖湖上祭花火大会アクセスのポイント
電車利用
【電車】JR相模湖駅から徒歩10分
公共交通機関によるアクセスも良好で、JR中央本線の相模湖駅から会場までは徒歩圏内に位置しています。
電車を利用すれば渋滞の影響を受けることなく、スムーズに移動できるため、特に都内や他県から訪れる方には電車利用がおすすめです。
駅周辺には飲食店やコンビニも充実しているため、会場に向かう前に必要な物を準備するのにも便利です。
車利用
【車】中央道相模湖東ICから約5分、または相模湖ICから約10分
駐車場を事前に情報をチェックし、自分の予定や状況に合わせた最適な手段を選択することで、花火大会をより快適に楽しむことができるでしょう。
さがみ湖湖上祭花火大会楽しめる屋台グルメ情報
花火大会のもう一つの大きな魅力は、会場周辺にずらりと並ぶ多彩な屋台や露店の数々です。
毎年、多くの来場者がグルメと遊びを求めて訪れるこのエリアでは、昼過ぎから次第ににぎわいを見せ始め、夕方にはまるで縁日通りのような華やかさを醸し出します。
相模湖公園やその周辺の商店街通りを中心に、屋台のラインナップは非常に豊富。
フランクフルトや唐揚げ、かき氷といった定番に加え、焼きそば、たこ焼き、イカ焼き、じゃがバター、チョコバナナ、カラフルソーダなど、子どもから大人まで楽しめるメニューが充実しています。
近年では地元食材を使った創作グルメや、SNS映えを狙ったカラフルなドリンクやスイーツなど、バラエティ豊かな屋台も増加しており、毎年どんな新メニューが登場するか楽しみにしている人も多いです。
また、屋台だけでなく縁日系の遊びブースも人気を集めています。
昔ながらの射的やヨーヨー釣り、輪投げ、スーパーボールすくいなどが揃い、子どもたちはもちろん、大人も童心に帰って夢中になる場面がよく見られます。
近隣の商店が協力して運営しているブースもあり、地元ならではの温かい雰囲気が漂うのもこのイベントならではの魅力です。
これらの屋台は花火打ち上げ前の比較的早い時間帯から営業を開始するため、早めに訪れてグルメやゲームを満喫しておくのが賢い楽しみ方。
人気メニューは早々に売り切れてしまうこともあるため、気になる品がある場合は早めの購入をおすすめします。
お祭りムードたっぷりの会場で、花火を待ちながら美味しいものを食べ歩き、ゲームに挑戦する。
そんな時間も、相模湖湖上祭花火大会の醍醐味のひとつです。
まとめ
今回は、さがみ湖湖上祭花火大会2025！おすすめ観覧スポット・アクセス・屋台情報まとめを紹介しました。
相模湖の夏の風物詩として親しまれているさがみ湖湖上祭花火大会は、毎年多くの来場者を魅了し続けている一大イベントです。
湖面に映える約4000発の華やかな花火は、観覧する人々の心に深く刻まれる美しい瞬間を演出してくれます。
湖という自然の舞台を最大限に活かしたロケーションにより、他の会場とは一線を画す魅力が広がっています。
観覧方法も多様で、混雑を避けてゆったり鑑賞したい方には相模湖駅周辺や御供岩、嵐山橋といった穴場スポットがおすすめ。
一方で、大迫力の花火を目の前で体感したい方には、県立相模湖公園の公式観覧エリアが最適です。
どのスポットにもそれぞれの魅力があり、自分の好みに合わせた楽しみ方ができるのが本大会の大きな特長です。
さらに、会場を盛り上げる要素の一つとして見逃せないのが屋台グルメと縁日ゲームの数々です。
焼きそばやたこ焼き、冷たいドリンクやデザート類まで、多彩な屋台がずらりと並び、花火を待つ間も飽きることがありません。
ヨーヨー釣りなどの遊びも用意されており、家族連れにも嬉しい時間が過ごせるでしょう。
